通知表(内申)

 今週で学校は1学期が終わり生徒たちは通知表をうけとったことでしょう。塾の授業のときにそれぞれ結果を記入してもらいました。今年から通知表の評価方法が変わったとか、それに伴ってかなり厳しい評価になるとか噂がありましたが果たして塾生の結果は・・・

 結論から言いますと、上記のことはほぼ杞憂に終わりました。どの学年もまずまずの成績を収めてくれました。何度か書いていますようにうちの塾は入塾の際にテストもなければ、どこどこの学校を目指す生徒を集めていますと宣伝しているわけでもありません。兄弟姉妹が通っているから、友達が通っているから、近くだから という理由で通っている生徒がほとんどです。よって毎年成績にバラツキがあり最初から優秀な生徒はあまり見られません。

 それでも塾でしっかり勉強すればまずまずの成績を残せることは塾生たちが示してくれています。毎年1学期で気になるのはやはり初めて通知表を手にする中学1年生です。今年から導入された5ラウンドシステムの英語、通知表はどうだったのかというと塾生の7割以上が5でした。ちなみに今年の中1は3ヶ月くらい英語の授業をやっていません。それでも5が取れたのは、小学校の時の蓄積が物を言ったのでしょう。たださすがに2学期はそういうわけにいかないでしょうから夏休み中に英語もしっかり学習します。

 うちの塾生以外の成績を知らないので何とも言えませんが、最初に書いたように本当に今年から厳しくなったのなら塾生の結果は最大限の評価に値しますね。英語以上に驚いたのは社会です。うちの塾生が社会を得意にしているのは毎年のことです。が、それはだいたい2年生くらいからのことです。今年は英語をやらなかった分社会の時間を増やしたからでしょうか。中学1年生は英語と同じく塾生の7割以上が社会5でした。

 中学1年生(塾生)の評定平均はいい順に
英語・社会・数学・理科・国語となりました。国語が最後尾なのも想定内です。

 同じく中学2年生(塾生)の評定平均はいい順に
社会・理科・数学・国語・英語 となりました。こちらは1年生とちがい英語が最後尾でした。一つ理由を考えるなら、この学年は約半数が中学になってからの入塾、つまり1年生のように小学生の時の英語の蓄積がない分が差になって現れたのかもしれません。

 中学3年生(塾生)の場合は
理科・社会・数学・国語・英語 となりました。英語が最後尾なのは中学2年生と同じ理由でしょう。

 評定平均が4.5を超えているのは中学1年生の英語と中学1年生の社会。平均が4.5を超えるということは4よりも5の人数が多いということです。

 評定平均が4.0を超えているのは中学2年生の理科と社会、それに中学3年生の理科と社会です。平均が4.0以上ということは、3よりも5の人数が多いということです。

 塾生全体でもっとも平均が高いのは社会で、塾生全体の約半数が5でした。4も含めると塾生の約85%になります。また実技教科も含めてすべての教科オール5の生徒もいました。すごいですね。

 埼玉県の公立高校の入試は当日の学力検査の他に内申点も加味されます。内申点とは早い話が通知表です。しかもそれは1年生の分からです。そのことは塾生には何度も話していますから当塾の生徒はみんな知っているはずです。別に内申をあげてもらうために先生に阿る(おもねる)必要はありません。普通にしていればいいのです。普通にしていればきちんと評価してくれます。

 うちの塾生は一般的な塾と比べると通塾期間が長い生徒の割合が多く、長い間塾に通って勉強している間に自然と協調性・社会性が身についているような気がします。そのあたりは知り合いの多い集団塾でしかも私が全教科全学年を見ていることも影響していると思います。