テストの日と部活の大会がかぶる理不尽

 戸塚中は今週の木曜日と金曜日が中間テスト。ところがこの日にとある部活は県大会があるそうです。テストの前日とか後日ではなくまさにテストがある二日間とも県大会とかぶるそうです。

 もちろん部活は大事にしてほしいとは思いますが、この日程の組み方は理不尽としかいいようがありません。10月中旬に中間テストがあることくらい関係者なら百も承知のはずで、なぜこの日に設定したのか。前から言っていますが大会を土日にすればテストとかぶることはありません。他の部活で県大会に行く生徒もいますが、その部活は11月などテストとは重ならない時期だそうです。大会の日程を決めているのがだれなのか知りませんが、少しは学校の実情を考えて決めてほしいものです。

 で、大会に出る生徒たちはどうなるかというと当日テストは受けないで後日別室で受けるそうです。その間に塾もありますが、塾ではテストの話は一切するなということでしょうか。そんな話は大会運営からも学校からも来ていませんし来るわけもないのですが、李下に冠を正さずといいます。塾ではテストの話はしないようにしましょう。まったく理不尽この上ないことです。

 だいたい大会の日程は数か月前には分かっていることです。となると学校の方も中間テストの日程を2~3日ずらせばよかっただけなのにそれもありませんでした。本来の木・金から週明けの月・火に変更はできたのではないでしょうか。年間予定表を見てもその日に特に行事は入っていません。ためしに川口市の他の中学のテストの日程を調べてみましたが、戸塚中と同じで13・14日という学校もあれば週明けの学校もありました。やはり大会とかぶる学校もあるようです。あっちこっちに被害を受ける学校があるということです。

 来週は校長会テストもあるから遠慮されたのかもしれませんが、校長会は中3だけ。それに対して県大会は中1・中2です。何の問題もありません。臨機応変に対応してほしいと思う今日この頃です。そもそも以前は中1・中2と中3は別日程で定期テストは行われていました。

 聞けば部活の顧問の先生もやはりこの日程には不満があるそうです。顧問の先生が生徒のことを考えていてくれて安心しました。こんなめちゃくちゃな日程で不利を受けるのは大会に出る生徒です。なぜ県大会に出場するほど頑張っている生徒が、部活休みの期間中も部活に出て、本来の日にテストは受けられないという憂き目に遭わなければならないのか。大会やテストの日程を決める方々には少し考えてほしいと思います。