驚愕の86点

 といっても塾生の得点ではありません。中間テストは今日と明日の二日間に渡って行われます。答案が返されるのは来週月曜日からとなるでしょう。中間テストは昨年までは1日で5教科いっきに実施していましたが、今年は年間予定表通り二日間となりました。塾生に聞いてみると概ね歓迎しているようでした。欲を言えば金曜・月曜にしてもらえると間に土日が入って助かるのですが、まあ学校にもいろいろ事情があるでしょう。私も二日間には賛成です。さらに言えば入試も二日間でいいと思うのですが・・・ 遙か彼方にある記憶が正しければ、私の中学の時(佐賀県)も高校入試は二日間だった気がします。初日に3教科で二日目に2教科+面接だったと思います。前にも書いたように私は推薦で一般入試は受けていないので怪しい記憶です。それで、大学の時にこっちに来てアルバイトで塾で教えるようになって、入試が1日5教科と聞いて驚いた記憶があります。

 今日は明日(二日目)のテスト勉強です。と同時に初日の問題もちょっと見せてもらいました。そこでタイトルです。中1の英語のテストは何度か触れたようにラウンドシステムとやらで筆記はほとんどなくなりましたが、なんとリスニングだけで86点分もありました。あとはアルファベット大文字で5点、小文字で5点、名前をローマ字で書けて4点の計100点です。それにしてもリスニング86点分となると相当の量です。しかも中1のこの時期で習った範囲も少ない中から出題しなければなりません。学校の先生もかなり大変だったと思います。

 私はリスニングが86点もあるのを責めているのではありません。今の授業のやり方ではこうするしかないのです。むしろ86点も出さなければならないようなラウンドシステムを採用した川口市の方針が不思議で仕方ありません。これで本当に川口市の中学生の英語力アップを期待していいのでしょうか。塾に行っていない生徒はおそらく簡単な単語も書けないと思います。いやいや、教育委員会の方々が決めたことだからきっと川口市の中学生の英語力はこれから劇的にアップするのでしょう! (たぶん)

 

なぜか見当たらない

 今年度から川口市の全中学でラウンドシステムというのが英語の授業に取り入れられる、と先日書きました。で、このことについて市内の塾関係者はどのように考えているのだろうと思って検索したのですが、私の検索の仕方がへたくそなのか見事に全くさっぱり出てきません。市内には27の公立中学があり塾の数は100を超えているはずです。大手の塾の場合はブログなどは禁止されているでしょうが、小規模中規模の塾ならあるかなと思ったのです。

 ・そもそもラウンドシステム導入を知らない
 ・ラウンドシステムは知っているけど現在様子見
 ・学校に合わせるつもりがない
 ・すばらしいシステムだから言及の必要がない

 このあたりが、検索してもヒットしない理由でしょうか? どうやらこの新しいラウンドシステムについて不信感をもっているのは市内で私だけのような気もしてきました。もちろんこれが誰が見ても完全無欠で唯一無二の勉強法なら私も納得ですが、ネットで見た文字だけの情報だとちょっと心配かなと思う今日この頃です。

 塾に行っている生徒はまだいいです。ちゃんと文法を習って読み書きの機会があるでしょうから。ただ、塾に行っていない生徒の英語力はかなりの確率で下がるのではないかと思います。しかもそこのことに気づくのは中3になってからです。なぜなら学校内の定期テストはおそらくそのラウンドシステム用の問題で出題されるため、北辰や入試のように難しくないからです。英語力を上げるために導入されているはずなのに・・・ ということになりかねません。

 前にも言いましたが、これが杞憂に終わって私の想像以上の成果が表れれば何の文句もないのですが。今のところは期待よりも不安の方が大きいのです。したがいまして、塾では従来通りしっかりと文法を教えていき、「書く」ことにも力を入れたいと考えています。

自由落下運動

さて問題です。

東京スカイツリーの最上部から10円硬貨を落下させると(もちろん現実にはできませんが)、地表まで何秒で到着するでしょう? またその時の速さは時速何kmでしょう?(ただし空気抵抗は無視します)

 中3の理科の範囲の最後あたりに自由落下がありました。理科はテスト前日で学校の授業はギリギリ終わるくらいのスピードだそうです。ということで上の問題はテストとは関係ありませんが、空いている時間に余興で出した問題です。最後にある空気抵抗は無視しますというのが理科の問題でのお約束です。中学の理科では基本的に空気抵抗や摩擦など計算の妨げになるものはすべて無視します。ただ動滑車の質量は考慮することもあります。

 ここでは高校物理の最初に習うであろう力学の基本公式を使います。詳細は省きますが、時間は約11秒、速さは時速約400kmになります。ものすごい速さですね。ただ実際にはこれほど速くはありません。それは空気抵抗が生じるからです。もし空気抵抗がなかったら、もっと高いところから降ってくる雨や雪はすさまじい速さで地球に降り注ぐことになります。

 逆に地上から上空に投げ上げる場合も同じ公式で計算できます。先ほどの時速400kmで真上に投げ上げたらスカイツリーのてっぺんまで物体は到達し、そのあと自由落下して時速400kmで地上に戻ってきます。(何度もいいますが空気抵抗は考えません)

 ちなみに大谷選手が時速100マイル(161km)でボールを投げ上げたら地上102mの地点まで上昇し、そこから落ちてきます。重力の壁とはかくも大きなものです。ロケットで宇宙に飛び立つためにはこの重力に打ち勝つだけの加速度が必要になります。

頑張る元塾生たち

 現在戸塚中はテスト期間ですが、ちょうど教育実習生が来ているそうです。そこでふと耳にした名前に心当たりが。うちの塾は今年20年目ですが今まで数多くの元塾生たちが教育実習生として戸塚中に戻ってきており、すでにいろいろな学校で教師として頑張っているようです。

 新設校である川口市立高校でもうちの塾の第1期生が勉強を教えています。さすがに19年前の中学生なのでまだLINEとかない時代ですが、その後の元塾生からは近況報告とともに〇〇で教えています。などという連絡を受けることもあります。また、学校の先生ではありませんが、大学生のアルバイトとして近隣の塾で教えているという報告もうけます。うちの塾はアルバイトを採用していないので、他の塾で教えているのだと思いますが頑張ってほしいと思います。

 そういえば先日塾に来たKくんもそんな一人です。Kくんは今の中3の前の前の前の赤ジャージ(11期生)です。浦和西から某国立大学に進み、今はそのまま大学院に通っているとのこと。すでに来年の就職先もきまりましたとの報告もかねての来塾でした。

 この世代はまだ小学生クラスが存在しないときで、中1・1学期のスタート時は3名の小さな集団だったのですが、友だちが友だちを呼んで最終的には過去19年でいちばん生徒が多かった学年です。塾生同士の結束も堅かったのか、卒業した5年後には塾メンバーで集まって撮った写真も送ってくれました。頼んだわけではないのですが律儀な塾生たちです。

 もちろんKくんもこの中にいます。大学生のときは複数の塾でアルバイトをしたらしいのですが、中学の時にいたうちの塾は普通の塾とはだいぶ違っていたと後からわかったと話してくれました(注:誉め言葉です)

 成人式といえば、この学年の3つ下(14期生)が今年成人式でさすがに式自体は中止になったものの、地域ごとに時間差で記念品を受け取ることになって、そのときに塾メンバー(といっても少数ですが)集まって写真を撮り、やはり送ってくれました。

 ということで15期生(緑ジャージ)の皆さんも来年写真待っています(笑)

土日もテスト勉強

 昨日・今日の土日は塾生たちのテスト勉強に終始しました。二日とも正午過ぎから午後10時まで学年ごと(若い順)に入れ替わりです。テスト前の土日は毎年このようにしています。塾生全員同じ中学だからできることです。

 塾生は全員年間で使用するテキストとテスト勉強用に渡したワークと合わせて10冊以上持っています。これを全部バッグにいれると相当な重さになるようで、土日は予め使用するテキストを指示していました。あとは各自必要なものを持ってくるようにと。こちらが用意した問題が早く終わって時間がある人はドンドン他の問題に取り組むように言っています。そのあたりは中1のうちから徹底しておきます。教科は何でもOKです。なるべく無駄な時間がないように。

 ここ数日は3学年とも理科の時間の占める割合が多くなっています。おかげで3学年とも理科の範囲の説明は終わりました。中1の理科はほとんど暗記ですが、中2には化学反応式、中3には速さの計算、と若干頭を使う問題があります。まあ化学反応式も中2で扱う問題くらいは暗記してもいいのですが、なるべく自分で作れるように教えました。教科書には載っていませんが、プロパン(C3H8)の燃焼の式も考えさせました。

 ( ↑ にHTMLのタグ(sub)入れたらこのブロックだけ字体が変わったような気がします)
PCでは下付反映されていましたが、スマホではどうなるでしょうか。 

中3は記録タイマーの問題など。まだ学校では扱っていないようなので細かく説明しました。学校では月・火・水のうち理科は1~2回だと思いますがテスト範囲が終わるのかちょっと心配です。

 中学生の場合、定期テストの結果はほぼ問題を解いた時間に比例します。もちろんだらだらとやる3時間よりも集中した1時間の方が効果は大きいです。ということで、なるべく塾に来て勉強してもらうようにしています。

 木曜のテストまで残り少なくなってきましたが、もう勉強するところがない! といえるくらい勉強してみましょう。

期待20 不安80

 川口市では今年度から全中学校の英語の授業でラウンドシステムというものが採用されています。私も名前だけは以前から知っていましたが、英語の新しい学習法らしいです。

 詳細はどこかに載っていると思いますが、数年前に横浜の中高一貫校の先生が始めてそれが効果があったということで徐々に全国に普及しているらしいのです。らしいらしいと書いているのは細かい成果が調べても出てこないのです。宣伝のためでしょうか、いい情報は出てきます。が、はたしてそれを鵜呑みにしてよいのか。ちなみにこのラウンドシステムというのは現在、おもに光村図書の教科書で採用されているようです。ご丁寧にラウンドシステム用の副教材まで発行されており、それがなかなかのお値段です。もちろん税金投入です。

 20年近く前に百マス計算というのが全国に広がったことがあります。あれは紙さえあれば他に何も必要ありません。が、このラウンドシステムというのはいろいろと備品が必要なようです。で、川口市の教育委員会はどこまで深く調査をしたのか分かりませんが、今年度からこれを採用し教科書会社も変更しました。なぜ今まで長年使っていた東書を変更したのか不思議に思っていた人もいると思いますが、理由はこれに違いありません。

 説明だけ読むと、画期的で夢が広がる勉強法です。私も新しい勉強法にチャレンジするのはいいと思います。が、市内の全中学校一斉に取り組むことには違和感があるし、もしうまくいかなかった場合はどうするのでしょうか。はっきりいって光村の教科書は文法を体系的に教えるには非常に不都合なことだらけです。このラウンドシステムありきで作られた教科書です。教科書は最低4年間は同じものを使います。2024年までに成果が見られればいいのですが。誤解を恐れずに言えば、今年の川口市の中学生は実験台ということになります。現に塾生に聞いても学校ではほとんど文法は習わないし、書くことも少ないようです。 中1の今回の中間テストでは名前とアルファベットが書ければいいそうです。あとは選択問題なのでしょうか?

 おそらく学校の先生方もこれまでの指導法をガラッと変えるように指示をされて混乱されているのではないかと思います。ちなみに川口市以外で英語で光村を採用している中学は、埼玉県内では以前からラウンドシステムに取り組んでいる熊谷市をはじめ本庄市・行田市・加須市など8市3町です。埼玉県は市だけで40あるのでこれは少数派です。ちなみに熊谷でも称賛する声がある一方で、すでに不安の声も見られます。

 まだ始まったばかりで暖かく見守りたいところですが、今思いつく不安点をあげるとすれば

・そもそもの始まりの中高一貫校の生徒と同じ成果が見込めるのか。
・文法を教えないで大丈夫なのか。
・定期テストはどうやって作成するのか。

 1つ目については最初に実践された中学は横浜の中高一貫校。つまり中学受験をしている生徒です。ちょっと調べたら高等部は毎年東大をはじめ国公立に数十人合格しています。つまり、そこそこの学力があったから理解できたのではないかということ。

 2つ目についてはたしかに何度も繰り返し学習することで、英文に慣れるとは思います。ただ、それは教科書の文章を暗記するだけにとどまらないのかということです。模試や入試は記述が中心です。文法が分かっていなくてはたして解けるのでしょうか。先の横浜の中学は高校入試の心配がありませんが、川口市の中学生は新設校の生徒以外は全員高校入試があります。

 3つ目については、時期的に思いついたものですがたとえばラウンド1だけだと定期テストは作成できません。おそらく出版社から定期テスト用のマニュアルも用意されているでしょうが、入試などとは似てもにつかないテストになると思います。

とまあ、いろいろ書きましたがこれがすべて杞憂に終わればいいと思っています。もし今後塾生の英語力に不安要素が見られたら、こちらできっちりと教えたいと思います。しばらくは様子見になりそうです。

昔の常識は通用しない

 中学生はテスト前ということで今日もテスト勉強です。すでに部活は休み(のはず)なので夕方に中1・夜には中2と特別時間割編成です。私は5教科すべて教えており20年近くやっているとどの教科も学年ごとの単元というのがだいたい頭に入っていて、どの単元は何年生のいつ頃というのは理解しているつもりです。

 が、今年の教科書の改訂でいろいろ変更がありました。例えば社会ですが歴史はさすがに編年体といいますか年代の順に習います。が、地理は微妙に変更になっています。中1の最初はいつも通り地球のこととか大陸・海洋ですが、その次の単元には今まででしたら2年生で習っている内容が続いています。つまり今回の中間テストの中2社会の範囲に入っている内容が、次の期末では中1の範囲に入っているという不思議な現象です。 理科も以前は中1の最初に植物全般だったのが植物のはたらきだけは2年生に移動しています。よって、双子葉類と単子葉類のちがいでも維管束だけは触れないことになっています。

 このあたり別に変更する必要などないと思いますが、何も変更していないと仕事をしていないと思われるからでしょうか、無理やり教科書の内容を変えている感さえあります。

 そういえば人口の順位も変動が。長らく5位に君臨していたブラジルですが最新のデータでは5位はパキスタンになりました。まあ人口などは調査がどこまで正確なのか分からないので外国の順位を覚えることにあまり意味はないと思います。日本での都道府県の面積も以前は大阪府が47位だったのは有名な話です。

 このように社会には資料関連の問題が出た場合、その年度によって結果が異なる場合があるのですが、出題者がそのへんいい加減に考えていると解けない場合があります。実際に去年の定期テストの社会でもそういう出題がありました。出題者も常に最新の情報に気を留める必要があります。

 私も今までの知識を当たり前だと思わずに、常に最新の情報を意識して教えていきたいと思います。ただ歴史などは学者によって学説が異なったりするので、そのあたりどこまで教えていいのか悩むところでもあります。(実際平安時代とか江戸時代のことは誰にも分かりません)学者が唱えた説がそのまま教科書に掲載された場合それが正しいかどうかは断定できないのです。だから数年で教科書の表記が変わることもたびたびあります。

テスト1週間前

 今年度最初の中間テストまであと1週間となりました。一応戸塚中ルールでは今日から部活は活動停止ということになっています(一部大会が近い部は活動するそうです) 塾の方も徐々にテストに合わせた内容に取り組んでいきます。通常は週2回授業ですが、これから1週間は授業数を増やします。各学年とも今後テストまでに6回ずつ来ることになっています。全員が同じ日に同じ教科のテストを受けるわけですから効率よく対策を行うことができます。

 中2・中3は過去に何度も受けているでしょうから特に言うことはありませんが、中1にとっては初めての定期テストです。気合が入っている生徒も多いことでしょう。毎年塾生によく聞かれるのですが「塾長は中学のころ何点くらい取っていましたか?」

 さすがに四半世紀以上前のことでほとんど記憶にありませんが、中1の最初の中間テストだけは今でも覚えています。

 国語 48点
 英語 48点
 数学 50点
 社会 46点
 理科 39点
 計 231点  です。
  

 ちなみに当時の佐賀県は各教科50点満点です。500点満点に換算すると462点で学年順位は388人中3位でした。当時は塾もないような地方都市だったので、勉強しなくてもそこそこの成績は残せました(中学の時は)。

 それ以外のテストは全く覚えていません。あと授業態度とかノートとかあまりよろしくなかったので、内申はひどかったような。英語など満点とっても通知表は4でした。当時は今と違って相対評価で5の人数は7%と決まっていたのです(だいたいクラスで2~3人)

 今の塾生には内申40超えは何人もいますが、私は30そこそこだったと思います。高校は推薦で行きましたが、内申は絶対に不足しているので当日点だけで合格したようなものです。思い出話ついでに書いておくと、高校入試(推薦)は理数科で理科と数学の適性検査がありました。数学は30分くらいで終了し満点を確信したところで、暇だったので問題文を数字も含めて全部暗記して後ほど担任の先生に報告しました。理科もおそらく満点近かったと思います。塾には行っていませんでした(そもそも塾がなかった) 適性検査は過去問も公表されないので、ひたすら問題集を解きまくったら問題集より入試の方が簡単だったということです。

 その甘い考えのまま入学したから高校の最初でギャフンということになったのです。(続きは後ほど)

6年生算数を進める

 今日は水曜日で6年生と中2の授業がありました。6年生は先週は連休中で塾はお休み、で来週は中学生のテスト前でまたしてもお休み。ということで今日は英語は宿題提出と小テストだけにして算数を行いました。こうなることは前もって分かっていたので英語はちょうどきりのいいところまで終わらせていました。

 現在6年生は過半数が綾瀬小、あとは東小・北小・南小の生徒が少々ということで学校の進度は若干(本当に若干)ずれがありますが、塾では先に進むことにしました。次の単元は分数の掛け算です。説明はしやすいところです。来週休みになることも考慮して結構進みましたがそれでも2週間後塾に来た時には学校に抜かれているでしょう。まあそれはそれでかまいません。算数は学校でも同じ内容を学んでいるのでまったく分からないということはないと思います。一方英語は学校での授業は今年も一切書かないようなので、こちらは塾でしっかり書かせたいと考えています。

 去年は4~5月は塾も休みにしていたため小学生の英語は9月スタートでした。が、今年は4月からスタートしているので現在順調に進んでいます。ある塾生が塾で板書した内容を学校の自主学習ノートにそのまま書いたら、学校の先生から「ずいぶん高度な勉強をしていますね!」とコメントをもらっていました。そうです、うちの小学生の授業は高度なのです(笑)

 来週中学生の中間テストが終わったら、小学生も通常通り授業を行います。1学期中にはbe動詞の文章を終えたいと考えています。ただいくら私が張り切っても塾生の皆さんがしっかり取り組んでくれないと意味がありません。毎回の宿題と小テストは確実にこなしてください。

初めての範囲表

 今日は中学生にとっては連休の中休み。(29日が休みで30日は学校、1日からは5連休です)ただ、かねてからの予想通り中間テストの範囲表が配布されたようです。中1~中3の全学年です。テストの実施は5月20日・21日ですが、例年1学期の中間テストの範囲表は連休前に配られることが多いのです。

 中学1年生にとっては初めての範囲表です。まあ塾生には全員三者面談でテストの話をしているため、ある程度の心構えはできているでしょうか。中1は初めてだから何とも思わないでしょうが、去年までとの大きな相違点があります。それは中間テストが二日制になっていることです。年間予定表でなんとなく知ってはいましたが、範囲表で正式に確定しました。

 2年生と3年生はいつものように、前年度末の3学期の内容が含まれています。1年生はさすがに範囲は狭めです。ただそれとなく話には聞いていましたが、今年は英語の学校での授業方法が大幅に変わっています。詳細はのちほど触れるかと思います。授業方法を変えたためテスト作成が非常に困難になっているような気がします。中1はほとんど記述がないとのこと。英語力を上げるために授業方法を変えたはずですが、記述は少ないという矛盾です。

 テスト範囲が出たと言うことは塾の授業もそれに合わせていきます。そのために戸塚中限定にしているのです。そういえば隣の戸塚西中は中間テストがないようです。たしかに戸塚西中のHPを見ても5月にテストの記載はありません。戸塚中がテストを実施しているその頃、西中では水上の事前指導でその次の週には水上に行くようです(ちなみに今年は日帰り)

 まあうちの塾は戸塚中限定なので特に影響はありませんが、多くの塾にとって、在籍する生徒の行事の違いというのは悩ましいところです。ある中学ではテスト期間なのに、他の中学では1週間違いとか、今回のようにテストそのものがないとなると、個別指導塾なら対応できるでしょうが一斉指導の塾ではその対応に苦慮するところです。仮にテストの日にちが近いとしても、今度は範囲が全く違うこともあったりします。その点中学を限定していればそういう心配は一切不要です。うちの塾生にとっては当たり前の環境が普通の塾にとっては当たり前ではないのです。

 さて、今回の範囲を見てだいたいは想定内ですが、まだほとんど学校の授業が進んでいない教科もあるようです。去年は6月からの授業だったので最初からハイペースで進んでいた授業も今年はずいぶんとゆっくりしています。中2と中3の社会はまたいつものを作ります。すでに塾生の皆さんには伝えているように、提出物関連は早めに終わらせるようにしてください。遅くともテスト1週間前には終わらせるようにしましょう。