中間テスト返却状況5

 今日は中1の授業がありました。中1も個表が返されたようなので早速5教科の順位を書いてもらいました。それぞれにとって初の定期テストの順位です。どのような感想をもったでしょうか。まあ最初ですからこれでただちにどうのこうのということはありませんが、大切なことは自分の成績に関心を持つことです。まずまずよかったと思うのも結構、どうもイマイチだったと思うのも結構。何も感想を持たないことが一番まずいと思います。

 ということで中間テストの結果を簡単にまとめておきます。
見づらい場合は画面を横にお願いします。

まずは中学1年生
A…塾生平均  B…学年平均 です。

    A   B  A-B
国語  87.5  80.4 +7.1
数学  87.2  75.5 +11.7
英語  85.8  76.4 +9.4
社会  90.2  78.7 +11.5
理科  88.1  66.6 +21.5
5科  438.8 377.1 +61.7

 正直言うと私の想像をかなり上回る成績でした。この学年は5~6年生の頃に私から結構ダメ出しを受けていて特に算数では初歩的な計算ができない生徒が多く、あとあと心配していたのですが、結果を見てみると塾生の平均が学年平均を10点以上超えていてこれは嬉しい誤算です。ただ戸塚中自体の学力がまだ分からないので安心はできません。中1は全体的にお調子者が多くて、ちょっと油断していると次に一気に下がる可能性もあります。そうならないように私の方からも気をつけたいと思います。

 それにしても理科の得点が見間違いではないかといいくらい素晴らしいです。1人だけ21点超えではなく、塾生の平均として学校の平均を21点上回っているのですから。グラフを見せてもらうと1学年の人数は250人くらいで、理科で90点以上は学年で50数名でした。先日書いたようにうちの中1塾生で90点以上は10名です。つまり理科の上位50数名の中にうちの塾生が10名いるということでこれはなかなかすごいことです。早い話がうちの塾生の半数以上の生徒がこれに該当するということです。

 得点だけなら一番高かった社会ですが学校の平均点も高くて差で比較すると理科ほどではありませんでしたが、こちらもたいしたものです。テスト前に時間をかけた数学と理科と社会の点数がそのまま結果にも表れるという非常に分かりやすい結果になりました。あとは国語と英語ですが、これは前にも書いたように塾で対策というよりも学校の授業やプリント・ワークを中心に頑張って欲しいと思います。

 続いて2年生。

    A   B  A-B
国語  72.5  68.5 +4.0
数学  74.7  61.1 +13.6
英語  82.5  74.7 +7.8
社会  71.2  56.4 +14.8
理科  79.5  65.9 +13.6
5科  380.3 322.5 +57.8

 前にこの学年は国語・英語・数学がやや心配と書きましたが、数学はかなり頑張りましたね。英語と国語もいつもよりは良い結果になりました。理科と社会がいいのはいつものことなので省略します。やはり1年生同様塾で時間をかけている数学と理科と社会がそのまま結果にもつながりました。いくら時間をかけても結果に表れないと悲しいのですが、その点塾生たちはしっかり取り組んでくれているようです。ちなみにこの学年は5科総合で学年1桁順位が2人いました。頑張りましたね。

 最後に3年生。

    A   B  A-B
国語  79.1  70.3 +8.8
数学  68.2  57.0 +11.2
英語  77.5  67.6 +9.9
社会  91.1  72.5 +18.6
理科  73.7  61.7 +12.0
5科  389.5 324.2 +65.3

 やはり数学と理科と社会が目立っています。ただ国語と英語も悪くはなく、5教科の得点での学校との比較で言うと3学年で一番良いのがこの学年となりました。普通、塾の平均というのは1年生が一番高いのが一般的です。なぜなら1年生は塾に行っている生徒の割合が3年生ほどではない分、塾に行っている生徒の方が有利だからです。そう考えると当塾の3年生は大変優秀だと思います。

 それにしてもいくら学校の平均も高いとはいえ(72.5点)塾生の平均点が91.1というのは驚異的です。1年生の英語ならまだ分かりますが学習内容も増えた3年生でこの平均点はなかなか見られないものです。社会は覚える内容が多い分、短期間の勉強で何とかなるものではありません。また数学のようにその場で考えて何とかなるものでもありません。日頃の地道な努力がものを言う科目です。つまりうちの塾生には真面目に日頃から勉強する習慣が身についている生徒が多いということです。さすがに何年も通っているうちに知らず知らずのうちにそうなっているのでしょうか。

 うちの塾生は毎年理科と社会を得点源にしていて、それは今年も同じことが言えそうです。

連立方程式に注意

 今日は土曜日で中2の授業がありました。数学と社会です。数学は連立方程式の解き方を少しずつ進めています。連立方程式は大きく分ければ、加減法と代入法の2通りですが、2通り教えただけで解けるなら苦労はしません。実際には出題形式によって様々な解き方を覚える必要があります。私は連立方程式の解き方は10パターンくらいに細分化して教えています。ほぼ計算オンリーなのですがとにかくミスが多い単元です。数学が得意な生徒ばかりならいいのですが、そうではありません。できるだけ間違いを減らす方法を毎日教えています。

 あとは正確に解けても時間がかかってはいけません。毎年2年生の1学期期末では時間が足りなくて終わらなかったと言う話を聞きます。要は連立方程式を解くのに時間がかかりすぎるのです。目標は1問1分です。これは平均での話で簡単な問題は30秒くらいで、難しい問題は3分くらいで解くようにしないとおそらく時間内に終わらないでしょう。前もって分かっていることなので、塾ではそのあたりの話もしています。ただ解けるだけではなく、時間も考えて解くようにと。ちなみに塾長は連立方程式の簡単な問題なら3秒で解けます。

 2時間目と3時間目は社会の学習を行いました。江戸時代です。どうやら地理は放置してしばらくは歴史を進めることになりそうです。今の3年生と2年生では使っている歴史の教科書も違っていて、例えば禁中並公家諸法度が中3の教科書。禁中並公家中諸法度が中2の教科書です。ちょっとめんどくさいですね・・・ 用語が変わったらそれを覚えればいいのですが、一つ注意しなければならないことがあります。 それはお兄さんお姉さん知り合いの問題集などを使う場合、今と昔では用語が違う場合があるということです。できれば新しめの問題集の方がいいと思います。私が中学の時に習った用語など、今の教科書ではかなり別の言葉に変わっています。

中間テスト返却状況4

 今日は中3の授業があり、早くも個表が渡されたようです。前に書いた塾生の平均点は学校の平均より5科で70点近く上回っており、結果としてはまずまずだったと思います。詳細は中1・中2と合わせて後ほど。

 ということで各教科で特に頑張った生徒をご紹介します(イニシャルだけ)80点以上だと130枚近いので、今回は90点以上ということで。

国語
Kさん 98点 (戸塚中2年)
Wさん 98点 (戸塚中1年)
Sさん 96点 (戸塚中1年)
Sさん 96点 (戸塚中1年)
Wくん 96点 (戸塚中1年)
Yさん 95点 (戸塚中1年)
Sさん 94点 (戸塚中3年)
Iさん 93点 (戸塚中1年)
Sさん 93点 (戸塚中1年)
Eさん 92点 (戸塚中1年)
Yくん 90点 (戸塚中1年)

数学
Oさん 97点 (戸塚中2年)
Wさん 97点 (戸塚中1年)
Sさん 96点 (戸塚中1年)
Yくん 96点 (戸塚中1年)
Eさん 93点 (戸塚中1年)
Wくん 93点 (戸塚中1年)
Oさん 92点 (戸塚中1年)
Sさん 92点 (戸塚中1年)
Aさん 90点 (戸塚中1年)
Kくん 90点 (戸塚中1年)

英語
Kさん100点 (戸塚中2年)
Oさん100点 (戸塚中1年)
Oさん 96点 (戸塚中2年)
Oさん 96点 (戸塚中2年)
Sさん 95点 (戸塚中3年)
Iさん 93点 (戸塚中1年)
Kさん 92点 (戸塚中3年)
Wさん 92点 (戸塚中1年)
Iくん 90点 (戸塚中1年)
Nさん 90点 (戸塚中1年)

社会
Wさん100点 (戸塚中1年)
Sさん 98点 (戸塚中3年)
Fさん 98点 (戸塚中3年)
Fくん 98点 (戸塚中3年)
Sさん 98点 (戸塚中1年)
Yくん 98点 (戸塚中1年)
Nくん 96点 (戸塚中3年)
Yさん 96点 (戸塚中3年)
Sさん 96点 (戸塚中1年)
Kさん 95点 (戸塚中3年)
Kさん 95点 (戸塚中3年)
Iくん 95点 (戸塚中1年)
Hさん 94点 (戸塚中3年)
Oさん 94点 (戸塚中2年)
Aさん 94点 (戸塚中1年)
Oさん 94点 (戸塚中1年)
Wくん 94点 (戸塚中1年)
Oさん 92点 (戸塚中2年)
Tさん 91点 (戸塚中3年)
Iさん 91点 (戸塚中1年)
Kさん 91点 (戸塚中1年)
Sさん 91点 (戸塚中1年)
Hくん 90点 (戸塚中2年)
Iくん 90点 (戸塚中1年)

理科
Kさん 98点 (戸塚中2年)
Eさん 98点 (戸塚中1年)
Sさん 98点 (戸塚中1年)
Iくん 96点 (戸塚中1年)
Oさん 96点 (戸塚中1年)
Sさん 96点 (戸塚中1年)
Wくん 96点 (戸塚中1年)
Kさん 95点 (戸塚中1年)
Oさん 92点 (戸塚中2年)
Oさん 91点 (戸塚中2年)
Aさん 90点 (戸塚中1年)
Sさん 90点 (戸塚中1年)
Wさん 90点 (戸塚中1年)

 1学年何十人も何百人もいる塾だと別にたいしたことないでしょうが、うちの塾は戸塚中限定で1学年10数名の超零細塾です。それでも頑張っている生徒は多いということを声をやや大にして言っておきます。それにしても社会が際立っていますね。今回は中1と中3の場合、90点だと塾内の平均以下になってしまうという驚愕の事実が判明しました。

 最後に5教科総合の得点を こちらも平均90点(合計450点)以上とします。

Wさん 477点(戸塚中1年)
Sさん 475点(戸塚中1年)
Oさん 470点(戸塚中1年)
Oさん 464点(戸塚中2年)
Kさん 462点(戸塚中2年)
Sさん 459点(戸塚中1年)
Wくん 458点(戸塚中1年)
Sさん 456点(戸塚中3年)
Eさん 453点(戸塚中1年)
Oさん 450点(戸塚中2年)

 9割で区切りましたが、このあとも440点台が6名と続いてます。最初のテストということで、予想通り中1が上位を占めています。おそらく学校の平均も高いでしょうし、そもそもうちの塾は中1がいちばん人数が多いのでこれは当然の結果でしょうか。これが2学期になっても、同じような点数を取れればいいのですが、なかなかそうはいきません。

 中1の皆さんにはすでに現実を伝えています。人にもよりますが5科で100点くらい下がることもありえます。平均が下がるのだから当たり前ですが、平均が下がってもなんとか自分の得点はキープできるように頑張っていきましょう。上には載っていませんが、実際現在の中3も半数以上が400点を超えています。中1の400点と中3の400点では価値が大違いということは分かると思います。

 ということで、私としては中間テストはもう終わったこと。すでに期末に向けて塾でも勉強を開始しています。

中間テスト返却状況2

 昨日に続きまして中2です。中2は部活の遠征などで塾を休んでいる生徒もいるため一部未返却です。よって今後若干の変更はあると思います。

塾生(中2)の平均点

国語  72.5点
数学  74.7点
英語  82.5点
社会  71.4点
理科  78.6点

5科 379.7点

 こちらも現時点では学年平均は不明ですが、おそらく全教科学年平均は超えていると思います。中1のころは国語・英語・数学が学年平均をギリギリ超えるくらいでしたが、今回はどうでしょうか?

 この学年は理科が非常に心配です。塾生のことではありません。塾ではしっかり教えていきますのでなんの心配もありません。心配しているのは学校の授業です。前にも少し書きましたが、この学年の理科は2つに分裂しています。10年以上前に存在した1分野と2分野です。1分野=化学・物理 と 2分野=生物・地学 を別々の先生に習うということで、各クラス理科の先生が2名いるということです。たとえば月・火は1分野の授業、木・金は2分野の授業という感じです。

 一見効率がよさそうですが、これが非効率極まりない事態になっています。先生の出張やらなんやらで確実にどちらかの授業にひずみが生じるのです。学校の授業は先生が休んだからといって代わりの先生が進めるようなシステムにはなっていません。よって1分野・2分野どちらかが1クラスでも遅れると、テスト範囲も狭くなってしまいます。なぜならテスト範囲は一番遅いクラスに合わせて作成されるからです。

 先の中間テストでも1分野がまったく進んでいなくて、50点中半分は元素記号を書くだけというお粗末なものでした。2つに分けたことの弊害が開始1か月で現れました。こんなことをやっているのは2年生だけで、1年生と3年生は普通に一人の先生で教科書順に進められています。高校や大学の専門的な内容ならまだしも、中学の内容を二人に分ける必要性はまったく感じられません。

 おそらく今後も中途半端に学習したまま中2を終えることになると思います。それでは北辰や入試では対応できないので塾ではしっかりと教えていきます。学校では省略される内容も教えていきますので安心してください。

テスト範囲出ましたね

 連休前に今年最初の定期テストの範囲が出たようです。戸塚中はここ数年1学期の中間テストは5月の中旬に行われており、通常なら2週間前に配られるテスト範囲が連休と重なるため連休前に渡されました。今年も中間テストは二日間に渡って実施されます。

 中1は英語がこのブログで何度も話題にしている教科書ということで、昨年同様記述はほとんどなさそうです。戸塚中生の英語力が心配です。教科書はあてにならないので塾で鍛えるしかありません。それは中2も中3も同じで文法は復習程度にしかでないもよう。では学校で何をやっているのかというと、出版社推奨のラウンドシステムで絵を並べ替えているようです。これ、入試には何の役にも立たない気がするのですが、私のような凡人には思いもつかないような効果があるのでしょう、たぶん。2年目とはいえ学校の先生も大変だと思います。

 中1の他の教科はというと、数学は加法・減法までで例年と同じです。塾ではほぼ範囲の内容は終わっていますが、まだまだ計算力がいまいちです。ここ数日は演習問題を増やして速く正確に解く練習をしています。社会は地理ですがものすごくページが少なく、これではテストが作れないからか都道府県が入っていました。まあ中1ですから都道府県名くらいは全部言えますよね。言えますよね。言えますよね。理科もそれほど広くなさそうです。というかどの教科もまだあまり授業をやっていないようで、最初のテストは簡単なものになりそうです。各教科90点くらいは目指してほしいものです。

 中2は英語はやはり謎の内容です。数学は第1章全部となっていますが、おそらく範囲は減るのではないかと見ています。減らさないで無理矢理終わらせるとおそらく学校の生徒はついていけないと思います。前半の計算はなんとかなっても、後半の文字式の利用はなかなか難しい内容です。塾では計算はもう終わっているので、あとは文字式の利用と中1の復習にも取り組む予定です。

 社会は2年生になったら地理になると1年の頃言われたそうですが、その先生が異動でいなくなり、結局歴史のままでした。塾ではすでに終わっているので範囲の最初から復習することになります。理科は1分野と2分野の同時進行です。これはまた珍しい事態です。1分野とか2分野というのは10年以上前に使用されていた教科書です。1年と3年は通常進行ですが、なぜか2年生の理科だけは2つの単元を進めています。近隣の塾にとってはこれは対応に困るでしょうね。他の中学とはまったく違うことをやっているわけです。普通の塾には5つも6つもいろいろな中学の生徒がいて、学校ごとに習っているところがバラバラだと教えるのも大変だと思います。うちの塾は全員戸塚中なのでその心配はナッシング。

 中3は英語は別にして、数学は2年生同様範囲の内容はすでに塾で学習済みです。2年生の内容も出題されるそうなので来週からは進めるのを止めて復習になります。社会はペリーあたりからロシア革命まで。年号で言うといやでござんすペリーさん(1853年)から、ロシア革命は生稲晃子(1917年)までの60年ちょいですが、中身はかなりの量です。ナウなヤングは生稲晃子といっても知らないと思いますが、元アイドル(おニャン子クラブ)で、近々選挙に出ると噂になっている人です。私は中学の頃ロシア革命=生稲晃子と覚えていました(笑)。あとで聞いたら結構同じ覚え方をしている人がいました。

 ということで来週は連休もありますが、テスト対策授業が中心になります。塾生の皆さんにはすでに話しているとおり提出物等は早めに終わらせるようにしてください。

20分の19

 学校が始まって1週間が経ちました。小学校は割と早めに授業が始まっているようですが、中学の方は今週いっぱいは授業らしい授業はないようです。今年の戸塚中1年生は全部で7クラスになりました。これで、中3は6クラス、中2と中1は7クラスということに。

 以前はずっと8クラスありましたが、ここにも少子化の影響でしょうか。若干減少気味です。それでも7クラスは中学としてはかなり多い方だと思います。

 塾生全員に新しいクラスが何組だったかを聞きました。1年生は全クラスにうちの塾生が分かれました。2年生は1クラスだけ空白に。3年生は1年生同様全クラスにうちの塾生が。ということで、3学年で20クラス中19クラスにうちの塾生が在籍することになりました。

 いろいろなクラスに塾生がいた方が何かと都合がいいです。授業の進め方やテスト範囲など全クラス同時に伝えられるとは限りません。たとえばテスト直前に重要な伝達事項があるクラスでは金曜日に伝えられて、他のクラスは翌週の月曜とか火曜ということもあります。が、先に伝えられたクラスの塾生からの情報でまだ伝わっていないクラスにも情報を共有することができます。

 年間の予定も少しずつ分かってきました。今年は中3の修学旅行は6月に実施の予定です。一昨年は残念ながら中止、昨年は6月の予定が10月に延期になりさらに延期で11月。今年は無事に行われるといいですね。また、中2の水上は今年も日帰りのようです。

 テストの日程も分かりました。今年度も中間テスト・期末テストとも二日間です。最初の中間テストは5月19日と20日。中1にとってはあと1ヶ月ちょっとで中間テストです。まあ最初のテストは範囲も狭いし何を勉強していいのか分からない、というのもあると思います。結果についてはそれほど気にすることはないでしょう。2学期あたりから徐々に実力が反映されるようになります。塾でも徐々にテストの話をしていきたいと思います。

新中2は復習

 今日(3月29日)は新中2の授業。3月は学年表記が紛らわしいので、毎回新学年表記であることが分かるように、新中~ などと書くようにしています。

 すでに2年生のテキストは配りました。ただすぐに2年生の内容に入るわけではなく現在は数学と英語は復習のページを使っています。数学は1学期に学習する文字式の計算と方程式を中心に取り組んでいます。文字式の計算はそれほど難しくはありませんが方程式は案の定間違えている生徒がいるようです。

今日解いた問題の中でいちばん正解率の低かった問題です。ホワイトボードに書いて説明しました。だいたいは ×4をしたあとの2番目の項を(   )をつけずに書いて間違えています。このように途中式を丁寧に書くことと、分子が多項式の場合は(   )がついていることに気をつければそれほど難しい問題ではありません。数学は次回から中2の内容に入る予定です。

 また英語もここ数日は復習です。川口市が取り入れている5ラウンドシステムでは文法がかなり雑に扱われているので塾ではその分を補う必要があります。塾に行っている生徒はまだいいのですが、塾に通っていない川口市の中学生は英語でかなり苦しむと思います。ただ、それに自分で気づくこともなければ指摘する人もいないというのが難点です。中3になって北辰を受けてから気づいても遅い気がするのですが・・・

 新中2で実施している英語の小テストです。単語10問と英文5問、小テストなのでサッと終わるものにしています。採点前ですがこの生徒はおそらく満点だと思います。英語はもう少し復習をして2年生の内容に入ろうと考えています。理科はまだ先で社会は塾生情報によると2年は地理からスタートするそうなので、確定次第地理からスタートします。仮に歴史からスタートの場合はもちろん塾も歴史からにします。戸塚中限定にしているとこういう点でたいへん都合が良いのです。

 社会は学校によって地理だったり歴史だったり進度もバラバラなので、中1・中2では塾で社会を学習しないところがほとんどです。その点うちの塾ではノープロブレムです。これで結果が出ているので今年も中1から社会にも理科にも時間をかけていきます。

内申

 昨日の中1・今日の中2の授業中に塾生たちに3学期の通知表および学年評定(俗に言う内申点)を記入してもらいました。1・2年の通知表が重要なことは塾生ならば何度も聞いているはずです。面談でも話しているし塾でもちょくちょく話をしています。

 何度か触れていますが、例年と比べて1年生は勉強が苦手な生徒がやや多い印象で2年生は現在の塾生3学年の中では定期テストの平均順位等は一番良い学年です。それでも1年の頃から良かったわけではなく、少しずつ徐々に上がってきてのものです。

 1年生の塾生の平均は9科で33。 2年生の塾生平均は9科で35を少し超えるくらいでした。オール4で36なので2年生の平均はほぼオール4に等しいことになります。そう考えると平均でこれだけ取れているのでやはり2年生の学力は客観的に見ても高いことが分かります。

 ちなみに12月の記事で書きましたが卒業した中3の学年評定(中3は12月に出ます)は35.1でした。今回の中2とほぼ同じですが、うちの塾生は学年が上がるにつれて評定も上がっていく傾向にあります。(これは全国的に同じでしょうか)つまり、現中2はこのまま行けば現中3を超える可能性もあります。

 平均だけ見ると1年生も2年生と2しか違いませんが、1年生の場合は40以上の生徒が3名いて平均を上げているという事情があります(1人はなんとオール5で45です)。一方2年生は全体的に高水準です。

 教科別に見ると、中1も中2も塾生の評定平均が一番高かったのは社会でした。これはまあある程度想定内でした。何年も前から世代を問わず社会を得意教科にしているからです。

 今年度から評定の出し方が変わって通知表で思ったような結果が出せないという声も聞かれますが、うちの塾生の場合は中1~中3のどの学年もだいたい想定内もしくは想定以上にいい結果が残せているようです。別に学校の先生のご機嫌を取ったり媚を売ったりしなくても、普通にしていれば結果はついてきます。塾で勉強しているうちに自然とそういう力や協調性などもついているのでしょう。

学年1位!

 昨日と今日で中1・中2の学年末テストの結果がおおよそ判明しました。得点はすでに記入していたので今回は順位です。あとは学年平均がどの程度なのかを見せてもらいました。

学年平均と塾生平均との比較です。
見づらい場合は画面を横にお願いします。

まずは中学1年生
A…塾生平均  B…学年平均 です。

    A   B  A-B
国語  74.9  69.9 +5.0
数学  62.1  56.3 +5.8
英語  70.2  66.2 +4.0
社会  79.0  68.0 +11.0
理科  67.9  56.4 +12.5
5科  354.0  307.6 +46.4

つづいて中学2年生

    A   B  A-B
国語  83.1  74.5 +8.6
数学  70.2  58.9 +11.3
英語  73.1  61.0 +12.1
社会  85.8  70.6 +15.2
理科  88.0  72.9 +15.1
5科  400.1  334.2 +65.9

 中1は学校の各教科の平均と学年平均の整合性が取れていませんが、発表されたままの数値だと上記のようになりました。中2は相変わらず塾生の頑張りが目立ちます。今回入塾して最初の定期テストだったという生徒が一人います(中2)。入塾してたった1回のテストで5科で約70点アップと某通信添削も顔負けの結果を出しました。ちなみに学年平均は前回比較で5点しか上がっていないテストです。当然順位も大幅上昇で学年順位で一気に50番以上上昇しました。

 さて教科別の得点は以前の記事 こちら に掲載しました。その際に5教科の合計点も載せていましたが、中2のSさんが476点で学年1位でした! 230人くらいいる学年でのトップですのでお見事ですね。Sさんはこれまでの10回の定期テストで1桁順位になるのは8回目です。また、中1のトップのKさんは458点で学年6位でした。中1は中2より1クラス多いなか5回連続(要はすべての回)で10番以内に入っているのもこれまたお見事です!

 教科別では1位や10位以内は毎回何人もいますが5教科総合でとなるとなかなか難しくなります。5教科すべて教えているのは私ですので、やっぱり1位を取ってくれると嬉しいです。ちなみにうちの塾生は戸塚中限定ですが、過去に5科や7科の総合順位で1位になった生徒は結構います。同じ学年で二人が1位になったこともあります。

 ということで、うちの塾は教室は1つだけ、教えるのは1人だけ、クラスも学年に1つだけ、とこれ以上ないくらい小規模の塾ですが、その効果の方はというと知る人ぞ知るということになっています。地域に40以上も塾があるこの激戦区で20年消滅せずに残っているということは、それなりに理由があるということです。

英熟語

 学年末テストが終わり、中1と中2は若干時間にゆとりがあります。まだ教科書の内容が終わっていない中1・中2の社会と数学それに中2の理科はそちらを優先しますが、英語は教科書に合わせる必要がないこの時期に、語彙力を増やしたいと思います。何しろ今の教科書になってから、文法も単語も非常に心許ない状況です。川口市の教育委員会はこの教科書と5ラウンドシステムで英語の力が劇的に上がるとにらんでいるのでしょうが、はたして1年たってその思惑通りに行ったのでしょうか。私の感触からは予想通りNoです。1年前にも言いましたが、これはある程度基礎学力のある生徒には一定の効果が見込めるかも知れませんが、誰にでも当てはまるかというとものすごく眉唾ものです。

 と文句を言ってもあと3年はこの方針は変わらないでしょうから、塾としてできることをやっていきたいと思います。まず現状ではラウンドシステムを踏襲するようなことは考えていません。教科書の文章を丸暗記しても北辰や入試では役に立たないでしょう。賛否両論あるでしょうが現在の入試にはやはり読み書きの能力が必要です。読むためにも書くためにも最低限の語彙力(単語&熟語)と文法力が必要です。このあたりを強化したいと思います。

 今日は熟語のプリントを作ってみました。とりあえず高校受験に必要そうな英熟語を240個選び出し、これを難易度別にA~Cの3段階に分け A(基礎)に分類された80個を今日の中1の授業に使いました。まずはノーヒントでこれらの熟語が含まれている英文を訳させましたが、まあ正解率は半分以下です。次に熟語80個が載せたリストを印刷して配りました。これを見ながらでいいので訳してもらうと、当然ながら正解率はアップ。

 今日は時間の関係でここまでですが、あとはこの熟語を使って英文の穴埋めなどを考えています。これは熟語を知っているだけではダメで、文法の知識も必要です。中1ならば過去形とか三単現とか現在進行形とか、要は語形変化の練習になります。こういう問題集というのは少ないのですべて私の自作となります。明日は中2にもやってみますが、中2には今日使ったリストではなくBランク80個を使います。難易度が上がる分苦労すると思いますが、少しでも多くの熟語を覚えて欲しいと思います。それが長文読解などにもつながってきます。