高校準備講座4日目

 年度末になりここ数日急に暖かくなってきました。桜の花も早くも散り加減です。なにかと大変だった生活が1年続きましたが元通りの生活に戻るにはまだ日数がかかりそうです。だからといって何もしないわけにはいきません。学生は進級し、進学し勉強の内容も難しくなります。そんななか今年は久々に高校準備講座を実施することにしました。

 本来なら3月の月・木は受験が終わって曜日があいているため中学準備講座を実施するところですが、今年は小学校から継続する生徒が多いため中学準備講座はなし。そのかわり久々に高校準備講座をやってみることにしました。以前のブログを紐解いてみると前回の実施は8年前でした。実に久々ですが、教科は数学ですから問題はありません。

 募集を始めたのは合格発表の後です。募集期間は1週間で3名以上の希望者がいれば実施すると発表しました。すべてLINEでの告知です。はたして希望者がいるのかどうかという心配をよそに9名の希望者がいました。19期生の半数以上です。皆さんやる気があってよろしいです。男子5名に女子4名。高校別では公立5名に私立が4名です。いいバランスですね。

 全部で12時間すべて数学です。数学Ⅰの基本的な内容でちょうどいいのがあったので専用の教材を全員に持たせることにしました。

 初日は文字式の基本と指数法則など。二日目は展開。三日目は因数分解。そして四日目の今日は実数、絶対値、有理化などを学習しました。

今日の問題 対称式の性質と有理化を使います

 たしかに高校入試から合格発表に卒業式は大きなイベントですが、あとから振り返ってみるとこれらも単なる通過点にすぎません。新高校1年生が今取り組むべきことは受験から解放されたからと自由に遊ぶことではなく、次の段階に向けての予習です。すでに学校から予習用の教材を渡されていると思いますが、なかなか独りで解くには骨のある内容です。塾生から見せてもらった予習の内容はちょうどこの準備講座の内容と一致していました。

 残りの2回は4月1日と5日です。 早い生徒はその翌日の6日が入学式だそうです。中学と違って高校の授業のペースは猛烈に早いです。しかも予習が中心になります。いまのうちにその感覚をつかんでほしいと思います。

 そういえば今日は新中学3年生が二人自習に来ていました。テスト前に勉強するのは当たり前で、このようにテストがない日にも勉強する習慣をつけられればいいですね。

三者面談

 当塾では毎年年度替わりのこの時期に新中学1年生~新中学3年生を対象に三者面談を行っています。(中3は7月と11月にも実施)

 今年はこういう状況ですので実施は任意としましたが、すべての塾生の保護者の方から実施の希望日時をご連絡いただきました。ありがとうございます。3月1日から始まった面談も終盤を迎え、今日は土曜日とあって5組実施しました。

 塾によっては説明会形式にするところもあります。その方が一度ですんでいいのですが、それぞれの生徒の事情は違うはずですので私はすべての生徒の面談にこだわっています。まあ生徒数が多くないからできることです。さすがに1学年何十人も何百人もいたら、全員の面談など難しくなると思います。

 3月は新学年の準備に、高校準備講座。さらには三者面談の調整など通常とはちがった忙しさがあります。それはそれでいいものです。おかげで今年も外部募集は後手後手、というかまったく行っていません。それでもありがたいことに塾生や元塾生・保護者の方のご紹介ということで今年も数名の方から問い合わせをいただいております。

 この時期は連日のように塾の新聞広告が入っていると思いますが、うちの塾は今年もいれません。元々定員が1学年10数名と少ないため、一気に入塾希望があっても対応できないのです。だから先ほど書いたように数名の方からの問い合わせで十分なのです。経験上うちの塾の場合、問い合わせがあって見学された方の9割以上はそのまま入塾されます。

 それは塾生や保護者の方のネットワークによってうちの塾がどんな塾なのか事前に分かった上での問い合わせだからだと思います。広告やHPのうわべだけの情報より、実際に利用した人の口コミの方が何倍も信用できるでしょう。教える人間は20年間ずっと私です。小5から中3まで責任を持って全教科教えます。それに費用などもすべて公開しています。塾のHPを作成する以上費用を掲載するのは当然のことだと思います。

 ということで、三者面談はあと4組となりました。新中3では高校の話もしていますが、例年通り現段階ではまだまだ先のことといった感じです。これから北辰を受けて部活が終わって説明会などに行ってから決めても十分間に合います。ちなみに私は高校の説明会すら行っていません。それどころか入試の日に初めてその高校を見たくらいです。よってまだまだ焦る必要はありませんが、勉強だけはしておきましょう。

数学開始!

 今日は火曜日で授業は新中学1年生と新中学2年生。新中学1年生の授業は今月いっぱいは夕方ですが、授業内容は徐々に中学生の内容に踏み込んでいきます。数学もこの日からスタートです。数学だけでなく、英語と理科と地理と歴史のテキストも渡しました(国語は後ほど)新しいテキストを見てさらに中学生としての意識を高めることができたでしょうか。

 例年ですとこの時期中学準備講座を実施しますが、今年は行いません。よって小学生クラスからの継続組の皆さんは一足早く数学の授業を行うことにしました。すでにご存じの方も多いと思いますが来年度(4月)から中学生の教科書が変更になります。まだ新しい教科書を見たわけではありませんが、すでに作成されているワークを見るとなんとなく想像できます。

 今までと明らかに違うのは英語です。もうとにかく英単語の数が半端ではありません。おそらくいくつかは小学校で習得済みということになるのでしょうが、小学生では単語を書くという作業はしないはずです。はたして今後の中学生がこの単語を覚えられるのかどうか、まずは1年目が試金石となります。

 今日の時間での授業はあと2回です。4月6日(火)からは時間も正式に中学生扱いです。最初は英語と数学がメインになりますが、すぐに理科と社会も始めます。中1の1学期から全塾生が理科も社会も学習するという塾はほとんどありません(たぶん)。高校入試は5教科の総合得点で決まります。理科社会ができるに越したことはありません。本当は暗記が中心の社会は自力で学習してほしいのですが、なかなかそうはいかないのは20年やっていると分かります。

 うちの塾生が社会を得点源にしているのも中1から授業で取り組んでいるからでしょう。今年も同じように英数理社を中心に授業を組み立てていきたいと思います。私一人で教える以上他の講師に気兼ねする必要もありません。このあたりも当塾の特徴といえるでしょう。

合格おめでとう!

 今日は公立高校の合格発表日。塾としては19回目となりますが、何年たっても胃が痛いものです。今年は今までと違ってネットでの発表となりました。が、おそらくアクセスが殺到したのでしょうか、ある程度時間がたってから塾生たちからの報告が連続して届きました。

 このネットで発表というのは今後どうなるのか分かりませんが、個人的には来年以降も続いてもいいかなと思います。高校の先生も、掲示板を用意する必要もないし受験生も確認してから高校に行けばよいし、残念ながら不合格だった生徒はそのまま併願の私立高校に行けばよいので二度手間にはなりません。まあ掲示板を見て合格を喜びたい人にとっては少々ものたりないかもしれませんが、合格発表で人生が決まるわけではありません。

 今日合格だった人は喜ぶのは今日だけにして、残念だった人も悔しがるのは今日だけにして明日からは残りの中学生の生活を楽しみつつ高校でも頑張る決意を持ってほしいと思います。そして3年後にこの高校に入ってよかったと思えるようになってください。

 今年の当塾の合格高校です。

【公立高校】
浦和北 (戸塚中)
浦和東 (戸塚中)
川口  (戸塚中)
川口  (戸塚中)
越ヶ谷 (戸塚中)
越谷南 (戸塚中)
越谷南 (戸塚中)
越谷南 (戸塚中)
越谷南 (戸塚中)
蕨   (戸塚中)

【私立高校】
浦和学院 (戸塚中)
浦和学院 (戸塚中)
浦和実業 (戸塚中)
浦和実業 (戸塚中)
浦和実業 (戸塚中)
叡明   (戸塚中)
叡明   (戸塚中)
叡明   (戸塚中)
叡明   (戸塚中)
駒込   (戸塚中)
埼玉栄  (戸塚中)
昌平   (戸塚中)
西武台  (戸塚中)
西武台  (戸塚中)
西武台  (戸塚中)
西武台  (戸塚中)
大東文化大第一    (戸塚中)
東京成徳大学     (戸塚中)
東京成徳大学     (戸塚中)
東邦音楽大学東邦第二 (戸塚中)
日大豊山 (戸塚中)
武南   (戸塚中)

20年目

 今日から3月、寒かった日々ともそろそろお別れといきたいところです。さて3月1日は特別な日です。当塾がオープンしたのは2002年の3月1日(たしか金曜日)でした。

 前にいた塾が消滅したので自動的に独立することになった私がこの場所で塾を始めて早19年が経過し、ついに20年目に突入することになりました。始めた頃は10年どころか5年後すら想像がつきませんでしたが、いつの間にか20年目です。組織(FC)にも属さず、誰のアドバイスも受けず好きなようにやってきました。HPを作成しますと言われても断り、セミナーの案内も無視し、もちろんコンサルの類いのアドバイスも受けていません。

 前の塾での経験もありますが、何より大きいのは今の塾で生徒や保護者の皆様に大変恵まれたことが、今まで続けられたいちばんの要因だと思います。教えるのが私一人しかいないにも関わらず、弟妹やお知り合いの方を紹介していただいて今に至ります。今後もせっかく紹介していただいた方を裏切らないように、気合いを入れて授業をしていくつもりですのでよろしくお願いします。 

 ただ20年もたつと当たり前ですが年をとります。頭の中は20年前とたいして変わりませんが、体調だけは気をつけたいと思います。まあ毎日元気な塾生たちと接しているとこちらも元気をもらえるような気がします。これは偽らざる本音です。

 来週は公立高校の合格発表です。これで進路も決まります。今年はチャレンジ受験が多く、全員合格は難しいかもしれませんが、面談の時点で公立の受験校を変えるくらいなら私立に行くと話していた生徒も複数名いたので納得の受験のはずです。公立に行く人も、私立に行く人も、皆さんの高校生活が充実したものになることを陰ながら応援しています。今までの先輩がそうであったように高校生になってもいつでも遊びに来てください。もちろん勉強しにくるのも大歓迎です。高校生の内容でも数学くらいなら教えられますよ。