夏期講習2日目&中1

 今日は夏期講習二日目です。まだ部活が続いている女子ハンドボール部と吹奏楽部はなかなか開始時刻には来られませんが、他の生徒たちは昨日に続いて全員出席です。

 今日の時間割は、国語、英語、数学、理科。国語は問題の解き方を軽く説明しました。知っている文章の内容が出る中間や期末と違って、北辰や入試は初めて見る問題です。定期テストでは読み飛ばしている長文を読む必要があります。国語の長文で必ずと言っていいほど話題になるのが、本文と設問、どちらを先に読めばいいのか問題です。

 問題(設問)の方を先に読んだ方がいいという意見もありますが、私は先に設問を見てもたいしたメリットはないと思います。だからといって膨大な長文を全部読んでからだと時間もかかります。国語の問題というのは小説でも説明文でも必ず空欄があったり傍線部があったりで、その部分に関する問題が出されます。よって、個人的には本文を読みながら、空欄なり傍線部があったらその部分の問題に答える方が効率はいいと思います。そのあたりはある程度の慣れが必要で、夏休み中に文章問題に慣れてもらいます。

 英語は文法中心で、時間があれば長文にも取り組もうと考えています。英語は苦手な生徒が多いので他の教科より多く別に1冊英語のテキストを用意しました。

 数学はまずは計算です。計算はすべての数学の基本で、計算ができなければ何もできません。特に文字式の計算、方程式を数日かけて練習します。

 理科は比較的簡単な生物から取り組みます。数学や理科はテキストの順番どおりには行いません。テキストの順番が復習に適した順番とは限らないので、私が判断して復習しやすい順で学習します。何時間も学習を進めて脳が慣れてきたころに、数学は関数などの難しい単元、理科も化学反応式やオームの法則などの計算を絡めた問題に取り組みます。ひとりで勉強するときはこんなことまで意識できないと思いますが、そこは何十年も教えている経験から指導していきます。

 中3の夏期講習は18時30分で終了します。部活で遅れてきた生徒などは残って勉強しています。夜は中1の授業です。中1は夏休み中もいつもと同じ曜日のいつもと同じ時間です。この間学校の授業はストップしているので塾のペースで学習できます。夏休みの前半は軽く1学期の復習です。1学期の間ほとんど触れることのなかった英語も文法を中心に進めます。数学は中1の中でも最重要単元である一次方程式を学習します。中3でも触れたようにとにかく計算ができなければ話にならないので、方程式の解き方と同時に通常の計算問題も練習します。

 中1は夏休み中毎回英語の小テストと数学の小テストを行います。英語は小学校の時から続けているので慣れているでしょう。英文と単語のテストです。数学は去年まではあまり小テストを行っていませんでしたが今年は計算の小テストを行うことにしました。小テストにあまり時間がかかっても困るので数分で終わる程度だけど、できなければならない問題を作って解かせます。一ヶ月以上の夏休み何も勉強しないでいるとこの先が心配です。塾生の皆さんは毎週定期的に塾で勉強する習慣がつくでしょうから2学期以降もそれほど困ることはないでしょう。

夏期講習スタート!

 今日から中3の夏期講習がスタートしました。当塾の夏期講習は毎年100時間行っています。今年も同じで、1日4時間の25日間です。塾生情報によると友達の塾では7時間も8時間もやるとこともあるそうですが、うちでは4時間にしています。理由はいろいろありますがここでは省略します。その分日数を多めにとっています。

 面談でもお話しした通り、夏期講習では一切先には進みません。すべて復習です。100時間だから平等に20時間ずつにしているかというとそうでもありません。塾を始めた最初の数年は20時間ずつにしていましたが、どうやっても復習の量が多すぎる理科とか社会は時間がたりないのです。そこで復習といっても覚える量が少ない国語の時間を減らし、その分他の教科の時間を増やすことにしました。5教科とも私が教えているので特に問題はありません。そもそも5教科の時間を均等にする理由もありません。

 また講習の時間は多めにとってはいますが、それだけでは足りません。毎日の宿題と課題テストで知識の定着を図ってもらいます。課題テストは前もって課題を渡します。要は絶対暗記が必要な項目です。授業中に暗記している時間はありません。家で覚えてもらいます。リストを渡すだけでは覚えない生徒もいるでしょうから、塾で確認テストを行います。その方がやる気も出るでしょう。テストは数学以外の4教科で行います。それでも覚えてこなかったら・・・ そのあたりは中3の意識にお任せします。うちの塾は生徒に合わせる個人塾ではなく、あくまでも塾のやり方に合わせてもらいます。面倒くさい、やりたくない、覚えたくないという意識の人はあまり来る意味がないと思います。

 小テストのリストはすべてパソコンで作成します。漢字と英単語と社会と理科の用語です。ゼロから作るのは大変なのでほとんどは昨年までのを再利用します。ただ教科書が変わって習う内容が変わったり、用語が変わったり、事実そのものが変わることがあるのでそのあたりは修正してから配ります。

 各教科毎回50問です。国語は5回、英語も5回、理科は4回、社会は6回の計20回です。全部で1000問。これだけでも知識の量は相当変わるでしょう。部活等で遅れそうな人は受けなくてラッキー! ではなくて後ほど受けることになっています。このあたりは直前の三者面談でも話し合い、塾生の意欲の高さがうかがえます。

夏期講習のご案内

下記の要領で実施します。
対象中学:戸塚中学校
対象学年:中1~中3
実施日時:7月22日~8月31日

外部生受付人数
 中1:若干名(3~4名)
 中2:若干名(1~2名)
 中3:若干名(3~4名)

中1と中2は夏休み中も1学期と同じ曜日・時間で授業を行います。夏期講習というのは新しく当塾で勉強を始める方への便宜上の区切りで、内部生の方の授業は通常通りです。

中1…毎週火曜日と金曜日
 午後7時20分~9時55分
 授業数30(1授業45分)
 講習費用 19,000円
 教材費  10,000円
 学習教科 英数理社
 1学期の復習を少々行い、2学期の内容の先取学習を行います。

中2…毎週水曜日と土曜日
 午後7時20分~9時55分
 授業数30(1授業45分)
 講習費用 19,000円
 教材費  10,000円
 学習教科 英数理社
 1学期の復習を少々行い、2学期の内容の先取学習を行います。

中3…毎週月・火・水・金・土
 午後2時30分~6時30分
 授業数100(1授業50分)
 講習費用 60,000円
 教材費  10,000円
 学習教科 5教科
 ※先には進まないで全教科中1からの復習を行います。
以下に時間割の詳細を掲載します 

中3夏期講習時間割詳細ダウンロード

夏期講習をお申し込みの方で希望される方は夏期講習前の授業をすべて無料で受講できます。曜日、時間等はお問い合わせください。また2学期以降そのまま継続される場合に必要な教材費は免除します。夏期講習、および2学期以降は通常月謝以外の費用はありません。(中3のみ冬期講習があります)

受講をご希望の方は午後4時以降(日曜日除く)お電話をいただくか、直接ご来塾ください。

中学3年生につきましては、例年夏期講習が最後の受付となっています。2学期以降の新規入塾はお断りする場合がございます。ご了承ください。

中間テスト総括

 もう期末テストの範囲も出ましたので中間テストについて簡単にまとめておきたいと思います。中1と中3は塾生の平均が学年平均と比べて5教科で約50点上回っていました。中2は約40点上回っており、どの学年もまずまず頑張ったのではないかと思います。

 教科別では中3の数学と社会、中2の数学と理科、中1の英語と社会と理科に関しては、塾生の平均が学年平均より10点以上上回っておりいつものことですが理科と社会で特に結果が出ているようです。

 満点は2人、90点以上はのべ32人でした。塾生は全員戸塚中で1学年10人ちょいの小規模な塾としてはまずまずではないかと思います。

中3テスト範囲

 今日は木曜日で中3の授業がありました。早いもので今日で期末テスト2週間前。早速テスト範囲も配られたようなので見せてもらいました。

 数学は平方根全体になっています。来週は学総もあり授業がストップすることもあります。今の進度を考えたらひょっとしたら数学の範囲は狭くなる可能性があります。そのあたり考慮しながら塾でも学習していきます。もちろん範囲がそのまま変わらなかったとしても対応できるように教えていきます。

 理科は前回の続きですが仕事とエネルギーが中心。その次の生物まで入るかもと思っていましたが、こちらは予想より狭い範囲となりました。そのぶん2学期の中間の範囲がかなり広くなることは頭に置いておく必要があります。

 社会は終戦まで。第一次世界大戦からなので前回と若干かぶります。戦後の内容は2学期の中間になるのでしょうか。2学期は公民を進める必要があるのでこちらも2学期はかなりの量になりそうです。

 この学年にとってはもう12回目の定期テストです。1年生ではないので、私がごちゃごちゃ言わなくてもどういうペースで勉強すればいいのかもう自分で分かるはずです。逆に分からないようでは困ります。

 三者面談でも話をしたとおり3年生の内申は1学期と2学期の2回で決まります。1学期に5をとればかなりの確率で3年生の内申も5になります。もちろんすべての人に当てはまるわけですから、自分だけは低いという自体にならないようにして欲しいと思います。そのためには定期テストでいい結果を残すことは最低条件です。去年の中3でも内申45が2人に44が1人いました。40以上の生徒は他にも。10数名の塾生でこれは驚異的です。

 うちの塾は在籍期間が長い生徒が多いため内申に関してもわりと苦労しないという生徒が多い傾向にあります。ただし内申に関して塾でできることは定期テストくらいです。普段の授業態度とか提出物まではタッチできません。5が多い生徒はそのあたりもきちんとできているようで感心します。

高校案内

注文していた高校受験案内が届きました。

 数ある受験案内の中でも質・量・見やすさともに一番良さそうな本を毎年注文して塾生の皆さんにプレゼントしています。書店にも同じような本で表紙がもっとカラフルなものがありますが、中身は同じです。

 さて大部分は見れば分かる作りになっていますが、毎年渡すときに一つだけ注意していることがあります。それは偏差値の見かたです。意外と知らない人が多いのですが、偏差値というのは絶対数値ではありません。あくまでもその模試を受けた中での相対評価を数値化したものです。要は模試の種類によって偏差値は上がりもするし下がりもするのです。偏差値を使った数字のトリックもたくさんあり、よく偏差値30から50も上がったとかいう記事を見ますが、ああいうのはだいたい数字のトリックを使ったものであるということは分かる人には分かります。

 ということで、埼玉県の公立高校入試を受ける人で最も信頼できる偏差値は北辰の偏差値です。これは誰がなんと言おうと確実です。偏差値の信頼度は母集団の多さと、対象とする進路に比例します。北辰テストの受検者数は他の模試を圧倒していますし、公立を受ける人のほとんどが受ける模試です。1~2年のときに受けた模試も意識付けには重要ですが、その偏差値で進路を決めていいのかというと答えはNoです。

 今回渡した受験案内は北辰とは無関係です。よって中に書いてある偏差値も北辰偏差値とはちがいます。そこで本に書いてある偏差値と北辰偏差値のちがいを具体的に数値を使って説明しました。ネットに載っている偏差値を真に受ける人もいますが、すべてとは言いませんがかなり適当な数値です。これは前にも書いたと思います。

 某有名家庭教師サイトによると、川口北(普通)の偏差値は66だそうです。北辰から見たら随分高い数字ですが、偏差値は模試によって違うのでおそらくこの家庭教師サイトではそう判断したのでしょう。ですが、最近川口北に追いついたと言われる川口市立(普通)の偏差値はなんと50と書いてあります。これ4~5年前からまったく変わっていません。4~5年前でもこの数字はありえないし、今でもありえません。

 このようにネットの数字というのはあてにならない部分があるということです。塾生の皆さんには正しい情報を元に高校選びをして欲しいと思います。塾から渡した受験案内も参考にしてください。

中間テスト返却1

 今日は月曜日で中3の授業の日です。中3は中間テストが終わってから初の授業。今日からテストの返却も始まっていると思うので早速もらった分の得点を記入してもらいました。

 もう3年生ですので一喜一憂も見られなくなりましたが、得点を見た感じではまずまず順調な生徒が多いようです。今日は返却初日ということでまだ枚数は少なめで、国語は一人だけ、英語も5名ほどです。

 社会はほぼ返却が終わっており現在塾生の平均点は5教科の中では一番です。いつも通りの傾向が今年も続いています。ちょっと見てみたら現在返却された塾生のうち半数が90点以上でした。これはレベルが高すぎます。このあとは英語、理科と続きます。ちなみに社会と英語でははやくも満点が出ました! お見事です! 別々の生徒ですが学校のクラスは同じはず。

 クラスと言えば今年は珍しいことが起こり、3年の某クラスではなんとうちの塾生が7名も在籍することになりました。おそらく学校の先生は誰がどの塾に通っているという情報までは持ち合わせていないと思いますが、これはものすごい偶然でしょうか。このクラスのクラス平均は必然的に高くなりそうです。

年間予定表

 2024年度の年間予定表を見せてもらいました。うちの塾は戸塚中限定のため学校の行事予定が分かっていれば、ある程度それに合わせた授業を行うことができます。

 まず気になるのはテストの日程です。例年通りに5月に1学期中間テストがあり以降もほぼ例年通りでした。修学旅行は去年より数日早くなっています。去年は大雨が直撃し1日目がほぼつぶれてしまったので今年は無事に行ければいいですね。

 例年と違う点で気づいたところは
・水上が夏休み中
・2学期開始が8月下旬
・体育祭が10月

 このあたりでしょうか。特に2番目は今までになかった日程です。とはいえ今までも同じ時期にサマースクールと言って3日ほど学校に行っていたのでそれと同じと言えば同じですね。ただ塾によっては夏期講習を午前中に実施するところも多いのでこの4日間は塾としても日程の組み方が難しいのではと思います。ちなみにうちの塾では中3の夏期講習は午後なので問題ないでしょう。夏休み中の学校は給食なしで午前中だけのようです。

 また戸塚中の体育祭は毎年9月の10日前後の土曜日と決まっており、10月実施は私の記憶にはありません。確かに9月は残暑も厳しく熱中症も多いので生徒の健康を考えたら10月の方がいいと思います。ただこちらも問題が一つ。例年早い部活は6月で引退なのですが、吹奏楽部だけは体育祭まで続けるというのが暗黙の了解になっています。はたして10月まで部活を続けるのかどうか気になるところです。

明日から新年度開始!

 この前のタコパのあと4月1日~3日まで塾を年度替わりのお休みにしていました。もしこの期間中にお問い合わせの電話をされた方いらっしゃいましたらお手数ですが4日以降に再度お願いします。

 ということで明日から新学年での授業です。夕方は高校準備講座の6回目。連立不等式と時間があれば二重根号あたりの問題を説明したいと思います。過去5回で結構賢くなっているはずです。特に因数分解にかなりの時間をかけました。中学では考えたこともなかったような因数分解の問題(途中式でイコールが10個近くある)にも取り組みました。

 夜は新中3の授業です。うちの塾では中学生は学年で曜日を決めており、毎年月木は中3の授業があります。数学はすでに中3の内容に入っています。歴史も学年末の続きに入っており、3月中の英語は復習中心で授業を行っていました。

 ちなみにうちの塾では春期講習を行っていません。春休み中も通常の曜日で授業を行っています。それでもきちんと学習できます。実際今年卒業した元中3も春期講習などなくても勉強する習慣はついており通知表でオール5(45点満点)の生徒も複数いました。うちの塾が春期講習を行わない理由は保護者の皆様になるべく負担をかけないようにするためです。同じ理由で中1・中2は夏期講習も冬期講習も行いません。かといって授業を行わないわけではなく期間中も普通の月謝で普通の授業を行います。塾と言えば想定外の費用がかかることが多々あるようですが、うちの塾では通常の月謝以外は極力費用がかからないように心がけています。

 ということで明日から塾は新学年。23年目のスタートです。張り切っていきましょう!

中1・中2も頑張る!

 1月2月はどうしても高校入試が中心となりましたが、中1・中2もしっかりと頑張っています。学年末テストが返却され、成績表も受け取ったようです。

 中1は社会で学年1位がでました! 前々からうちの塾生は理科と社会を得点源にしていると書いてきましたが、その伝統は脈々と受け継がれているようです。1位以外にも10位以内が数名います。この学年は勉強が得意でない生徒が結構多かったのですが1年たってコツをつかんだのか上昇気味の生徒が多くみられます。

 また中2はというと、学年全体で90点以上が最も少なったのは理科でグラフを見ると16人しかいないのですが、なんとうちの塾生が理科の学年2位・4位・5位となりました。つまり中2の理科学年5位以内のうち3名がうちの塾生というなかなかすばらしい結果です。ちなみに次に学年の90点以上が少ない教科は社会で全体で21名、このうちの4名がうちの塾生でした。うちの塾生は各学年10数名のこじんまりとした塾ですが成績面に関しては結構、いやかなり頑張っています。

 このように特定の学年に限らず毎年のように当塾の塾生は理科と社会で特に際立った成績を収めています。逆に言うと国語と英語が若干足を引っ張っている印象がありますが、北辰も入試も5教科の総合で決まります。国語英語を得意にしていればもはや鬼に金棒です。今年の中3でも内申45という生徒が2名いました。さすがにここまで頑張れとは言いませんが、1つでも得意教科があったほうが勉強にも身が入ると思います。