夏期講習終了!

 今日で中3の夏期講習の全日程が終了しました。1日4時間で25日間。全部で100時間すべて中1からの復習に取り組みました。塾生の中には中1や中2の途中から入塾した生徒もいます。また小学校から在籍していてももう2年前のことは記憶に残っていない生徒もいるようで、改めて復習の重要性を思い知ったことだと思います。もし夏期講習を受けていない状態で2学期の北辰や入試を受けていたらと考えると恐ろしいと口にする生徒も。

 夏期講習には、授業そのものにも意味がありますが他にも意味があります。一つは継続して勉強する習慣が身につくということ。他にも入試に対する意識が高まるといった意味もあります。やはり一人で勉強するよりは周りに同じ目的で勉強する仲間がいた方が意欲も湧いてくるでしょう。しかも全員同じ中学ですからその効果は倍増です。そう考えると今年の中3も徐々にではありますが、例年通り受験生の顔に近づいてきたと言っていいでしょう。

 夏期講習期間中は25日中21回の小テストを行いました。今日は最後の小テストで社会の第6回目でした。

 かなりぼかしていますが、第6回の社会と先日行った第4回の理科です。小テストというわりには結構なボリュームです。社会も理科も重要な内容を私がリストアップして前もって渡しています。渡すだけではなかなか覚えないでしょうからこうやってテスト形式にしています。

 暗記しなければならないことは分かっていても、じゃあ何を暗記したらいいのか分からないという中学生は多いと思います。それを私が厳選しているのです。他にも英単語と国語の漢字も同様に小テストを行いました。すべて1回50問。21回なので全部で1050問です。テストごとに回収してすべて私が採点しました。つまり10000問以上採点したことになります。回収する理由は、生徒本人が丸付けするとどうしても甘くなるからです。それにまだまだ不十分な部分を私が把握するためでもあります。誤字は厳しくチェックします。誤字のせいで満点を逃したりすると、強烈に印象に残ります。その結果次から間違えないようになることも期待できます。かくいう私も数十年前の中2のころ、社会で福沢諭吉を福沢輸吉と書いてしまい満点を逃したことをいまだに親の敵のように覚えています。

 夏期講習で覚えた(思い出した)内容は、今後の北辰テストや最終的な入試にきっといきてくると思います。すでに今週スタートした学校も来週からは本格的な授業が始まります。いつまでも復習というわけにはいきません。来週からは塾でも2学期の内容を進めていくことになります。部活も終わって時間的に余裕ができるでしょうから復習も手を抜かないようにしてください。

中1基礎を鍛える

 夏休み中の授業は、中3は夏期講習で1年生からの総復習で現在半分近く終わったところです。かなり忘れているところがあるようで再確認に余念がありません。夏期講習で触れていなかったらおそらく放置したままで2学期の北辰や入試を迎えることになったところです。残り半分ありますが、まだまだ確認作業と問題演習に時間をかけていきます。

 さて、中1の場合は夏期講習という特別な時間は取っていませんが夏休みも平常通り授業を行っています。ただ学校の授業がない分、塾ではかなり時間をかけて丁寧に説明ができます。特に基本が大切な数学と英語に時間をかけています。数学は本格的に算数から数学に変わってきたころです。小6の算数と中1の数学の一番のちがいは、抽象的には諸説ありますが、単純にいうと文字式を多用するようになることだと思います。しかもこの文字式は中2でも中3でももちろん高校の数学でも使います。というか文字式の計算ができないと数学はほぼ壊滅状態になると言えるでしょう。実際、中2や中3から入塾する生徒でも文字式の計算ができない生徒はたくさんいます。

 ということで、時間があるこの時期に慎重に文字式の計算の解説しています。

 今日取り組んだ内容です。中1で学習する文字式の計算もこのあたりでほぼ終了です。タブレットや動画を見ただけで分かったつもりになっても困るので、うちの塾ではホワイトボードに書きながら説明をします。塾生もしっかりノートに書き、必要ならメモも加えていきます。昔ながらの方法ですが一番確実な方法です。タブレットや動画で劇的に成績が上がるとは思えません。実際最近の学力テストでは中学生の学力低下が話題になっていました。タブレット学習だけが原因とは思えませんが、一因ではあることは明らかでしょう。

 ついでに今日渡した宿題です。以前学習した内容を忘れたら困るので結構さかのぼって問題にしています。このあたりは自作でいくらでも対応できます。ちなみに数学の教材、特に文字式や計算や方程式は毎年私がPCで作成しています。去年の使いまわしではなく、今見ている塾生に必要なものを毎回作っています。手間はかかりますが、これで理解してくれれば手間は惜しみません。今後数学は文字式を使った関係式の作成から、中1最大の山場である(個人の感想です)一次方程式に入ります。上の学年と比べてこの学年はまだ塾生が少なめですが、塾生全員に完全に理解させたいと思います。