来週の金曜日は冬休みということで12月19日は6年生の今年最後の授業日となりました。質も量も飽和状態の5年生の算数の教科書と違い6年生の教科書はずいぶんと余裕があります。すでに学校でも塾でも6年生の内容はほぼ終了しており1月は復習になることでしょう。6年生については教科書の内容が終わっていないと中学受験に間に合わないという考えもありますが、もう少し5年生から6年生に回してもいい単元があると思います。そうしないと、算数に躓く5年生は今後も毎年誕生することになります。それくらい5年生の内容は多すぎます。
毎回の恒例となっている小テストです。今回は答案ではなくPCで作成したものをそのまま画像にしました。よく見たらもう64回もやっているんですね(5年生からの累計)。5年生の算数のテストと同様以前の内容をいれています。今習っている内容は宿題でたくさん解いてもらうので小テストでは復習も取り入れています。今回の小テストで言うと6年生の内容は(4)(5)(6)(8)だけで、あとはすべて5年生以前の内容です。自分で復習をする小学生はなかなかいないでしょうから、ここで少しでも取り組んでもらいます。ちなみに実際の小テストは裏面に英語のテストがあります。

6月からスタートした塾の英語の授業も約半年が終わりました。今年は塾での6年生の英語の授業の内容を昨年までと変更しています。文法と書くことが中心であることに変わりはありませんが、覚える文法事項の順番を変更しました。
今の川口市の英語は小・中で同じ会社の教科書を使い、小学校で習った内容を使ってスムーズに中学へ移行することを目的としています。小学校で習ったことは当然知っているものとして中学での授業が進むのですが、ここに大きな落とし穴があります。
算数ならば小学校で習った内容はある程度分かっている生徒が多いのですが、英語に関しては小学校で習った内容を完全に理解している生徒は皆無と言っていいです。その理由は今の教科書は文法軽視だからです。だからなぜそのような文章になるのか、考えて文章を作ることが極めて難しくなっています。なんとなくこういう例文があったな、くらいの定着度ですから中1になって一気に難しくなる教科書についていけない生徒が続出することになります。
よって塾では小学校の時から文法を中心に教え、単語も文章も書くことを重視しています。文法が分かっていればあとは単語を入れ替えるだけで文章はいくらでも作れます。会話重視だと、応用が利かないというのは昔から言われていることです。
ちなみに小学生の英語の学習順序を変えたのは今年から使っている中学の教科書に合わせたものです。いくら今の教科書が使いにくいといっても完全に教科書を無視して塾でオリジナルの授業をやっていると、今度は中学で習う内容がさっぱり分からなくなります。せっかく塾で英語を習っても学校の授業が分からなかったら意味がないので、せめて中1の導入部分はしっかり理解できるように小学生のうちから鍛えたいと思っています。最初がうまくいけばその後もそれほど苦労しなくてすむようにという考えです。
冬休み明けの1月9日が次回の授業です。このときに英単語の100問テストを行います。夏休み明けには100問の意味のテストでしたが、今度はすべて単語を書くテストです。6年生ですからそれほど難しくはありませんが(一番長い単語はdifficult)きちんと練習していないと10点とか20点とか悲惨な点数になってしまいます。目標は70点でお願いします。
6年生にも1月中に今後の予定をお聞きする手紙を渡します。中学でも塾を継続するかどうかという内容です。うちの塾ではこちらから継続を促すことは一切ありません。すべて本人とご家族に決めてもらっています。年によってばらつきがあり6年生全員中学でも継続する年もありますが、平均すると8割くらいの生徒がそのまま継続しています。なにしろ教える人間が誰なのか分かっているのは大きな安心点だと思います(自分で言います、笑)
同じように見学(体験)に来られた場合も、こちらから連絡することは一切ありません。通常の塾では体験に行けばその後しつこい勧誘の電話があるというイメージがあると思いますが(実際そのような塾も多い)。当塾では今まで20数年間、そのような勧誘の電話をかけたことは一度もありません。よってお気軽に体験にいらして構いませんが、お客様扱いはしません。普段来ている塾生と同じように接します。その方が慣れるのが早いからです。
3月中に外部生を対象に中学準備講座を実施する予定です。今日は数学と英語で全部で8回前後の予定です。詳細は1月中にこちらのHPに掲載したいと思います。

