おまもり&おみやげ

 中学3年生の冬期講習もまもなく終了します。講習用のテキストは各自2種類用意しているため、教科によっては2種類目に入ったものもあれば数学など時間がかかるものはまだ1種類目のテキストを使用しています。いずれにしても3学期も引き続きこの冬期講習用のテキストを使用して問題演習に取り組みます。そしていよいよあと1ヶ月を切ったころからは埼玉県の公立入試を意識したテスト形式の教材を使います。これもまた塾生全員に渡します。1年間で何十冊渡したか分からないくらい塾生にはテキストを渡しました。

 また今日はテキストとは別に3年生にはおまもりを渡しました。本当は1月の初日(4日)に渡したかったのですが、欠席がいたため全員揃った今日となったわけです。塾を始めた2002年から数えて今年は23回目の高校入試です。毎年この時期にお守りを渡すことにしています。以前は私が太宰府天満宮で人数分まとめて入手していましたが、最近はあらかじめ塾生に希望の色を聞くことにしています。兄弟姉妹で通う生徒が多いため、お守りはもはやサプライズではなくなったからです。今年も結構気に入ってくれたようです。

もう渡ししてしまったのでお守りの画像はありません。

と思ったら3年前の画像が発見されました。今年もこれと同じものです。画像は当時のものですが、今年は男子には黒、女子には桃色が人気だったようです。早速カバンや筆箱につけているようでした。このお守りを見て頑張って勉強したことを思い出してくれたら嬉しいです。

また帰省の帰りは福岡から飛行機で帰ったため、博多駅で塾生におみやげを買ってきました。

こちらは冬休みも頑張っている中学1年生~3年生全員に。

数学強化月間 伸びる生徒の特徴

 塾をやっていると年によって途中入塾の多い学年もあれば、ほとんど新規の生徒が入らない学年もあります。新しく入塾する生徒は、定期テストの成績が思わしくない場合もあれば、自力で勉強できるから塾に通わなかったけど2年や3年になって通い始める場合もあります。

 テストの結果が思わしくなくて入塾する生徒の場合も、成績はまずまずだったけどさらに勉強したいから入塾する生徒の場合も、数学の成績が伸びる生徒には同じような特徴があります。それは人の話を素直に聞くということです。もちろん算数レベルの計算ができることは大前提ですが、暗記の割合が大きい社会や理科とちがい数学には問題の解き方というのが存在します。図形や関数はもちろん、方程式や計算問題にも途中式の書き方などのルールがあります。これを自力で理解するのは相当大変です。

 したがって、うちの塾では数学の授業では必ず途中式の書き方や考え方を板書します。また計算問題では途中式の書き方も細かく指示を出します。これは20年以上教えてきた経験から導き出されるもので、一言で言えば一番間違いの少ない方法を教えているのです。

 そのあたりをきちんと聞いて理解しようという意識がある生徒は、まず伸びます。しかし計算で間違いの多い生徒の特徴は、計算が自己流に陥っている生徒です。それは塾で実施している小テストを見れば分かります。その都度、途中式を書き入れたりしますが、それで次回から直してくれる生徒もいれば、そうでない生徒もいます。

 2つ前の投稿で中2の数学の小テストの画像を載せましたが、この生徒は入塾前(中1の1学期)は学校の平均よりも30点くらい低い点数でした。が入塾して実施する小テストを見るたびに、私はこの生徒は伸びるだろうと思っていました。いま入塾して1年以上たちますが、この前の期末テストでは学年平均を10点以上超えていました。たった10点と思う方もいるかもしれませんが、模試に換算すると偏差値20くらい上がったのと同じ意味です。

 これだけあげるのは自力ではほぼ無理で、入塾していなかったらおそらく今も数学で苦労していたことだろうと思います。なぜ私がこの生徒は伸びるだろうと思ったのかというと、小テストに書いてある途中式が私が教えている通りに書いていたからです。それまで途中式とか意識していなかったと思います。なんとなく感覚で答えていたものがしっかりとした根拠に基づいた解答になっていったわけです。

 途中式にこだわるのは理由があります。それは間違えた場合にどこで間違えたのかを把握できるからです。採点する私にも、実際に答えを書いている本人にも言えることです。ところが途中式を書かないと、どこで間違えたのかすら分かりません。これでは同じ問題を100回やっても何の進歩もありません。暗算で解ける小学校の算数とは違い、中学の数学は途中式が重要になってきます。この書き方はすべて塾で教えます。きちんと聞いて解くときに意識している生徒は伸びるし、自己流を続けたらいつまでたっても数学で苦労するというお話です。

 私は塾で数学を教えるときにワークとか参考書の途中式はまったく見ません。それは問題集や参考書の途中式は省略してあることが多いから参考にならないのです。つまり中学生が自力で解こうにも途中式が省略されていればどう解いていいのか分からないということが結構な頻度で起こりえます。だから塾で途中式の書き方や解き方を学ぶのです。

 塾で私が教える方法をしっかり聞いて問題演習や宿題でその方法を真似てみる。これが数学が伸びる生徒の特徴です。簡単なようでいて意外と難しいのです。    

数学強化月間1

 期末テストが終わってから、中1と中2は毎回小テストを行っています。小テストの内容はテスト前と同じで英語と数学。例年は勉強の習慣をつけるために1学期の前半は積極的に英語の小テストを実施していましたが、今年はこの時期も続けています。

 英語はラウンドシステムになって以来文法力、語彙力が落ちていることを実感したからです。ラウンドシステムでは文法事項をいつのまにか習ったことになっています。または習ったかどうかさえ分からないという生徒もいます。以前の教科書ではユニットごとに文法事項がはっきりしていましたが、今の光村の教科書はラウンドシステムありきなので文法は二の次です。学校の先生もこの教科書での授業はさぞ困っていることだろうと推察します。中学の教科書は4年ごとに入れ替わるのですが、来年度川口市の英語はラウンドシステムの光村を継続することが決まっています。

 数学に関しては単純に学力アップを目指してのものです。応用力というよりも基本的な計算力アップを目指しています。よって問題は難しくはありません。小テストですから20分も30分もかかって授業時間が削られては困ります。プリントの両面に英語、数学の問題を用意し合わせて10分程度を目安にしています。ひとりで全教科教えているとこういうことが臨機応変に実施できます。

 これは先日実施した中2の小テストです。数学は数の計算と、文字式の計算と、連立方程式と、一次関数と、角度の問題がメインです。3学期に確率を習ったら追加されます。習ったばかりならできるでしょうが、ずいぶん前に習った内容も忘れないようにと小テストで反復練習を行っているわけです。1年の内容とか1学期の内容だから覚えているだろうと考えるのは大間違いで、結構忘れている生徒は多いものです。3年生になって復習するときに1からやり直すよりは今のうちから復習を意識したほうがあとあと苦労しなくて済みます。

 ちなみに数学の2番問題。9+99+999+9999+99999 この生徒は気合で解いていますが(笑)約半数の塾生は工夫して解いていました。実はこの問題、はるか昔平成の初めごろに私が受けた時の高校入試で出された第1問の問題です。いまだに覚えていたので出題してみました。

 うちの塾の伝統として、社会と理科はもう毎年得意にしている生徒がほとんどです。控えめに言ってもこの2教科の塾生の平均は近隣の塾の中でもかなり上位の方だと思います。数学もその次くらいでそこそこできるのですが、数学を一番得意にしてほしいというのが私の希望です。

期末5日前

 今日は期末テスト5日前です。昨日と同じで正午過ぎから中1⇒中2⇒中3と入れ代わり立ち代わりで塾生がやってきて勉強していきます。こちらから指示した内容を全員で考える時間もあれば、各自テーマを決めてそれぞれ別の教科に取り組むこともあります。

 正午といえば、昼の12時のことをなぜ正午というのか中2に聞いてみました。ちょうど平家物語が範囲に入っていて、その中に酉の刻=午後6時 ごろ というのがあったからです。

 正午の午は十二支の午つまり「うま」にあたります。
子:ね   丑:うし   寅:とら
卯:う   辰:たつ   巳:み
午:うま  未:ひつじ  申:さる
酉:とり  戌:いぬ   亥:い

24時間をこの12個で等分、つまり2時間ごとに呼び名が変わっていきます。最初の子:ね が夜中の0時ごろ(実際には幅がありますがここはアバウトに)以降2時間ずつずれるので丑が午前2時ごろ、寅が午前4時ごろ・・・  午が12時ごろになります。

つまり、お昼の12時はちょうど午の時刻だから正午 その前が午前 その後が午後です。ちなみに使う人は誰もいませんが、午前0時を正子といいます。まさこではなく、しょうしと読みます。

さらにちなみに、この十二支は方角も表しており、子が北の方角。時計周りに12等分し、卯が東、午が南、酉が西です。

地球の北極と南極を結ぶ線を経線またの名を子午線(本初子午線でおなじみ)といいます。もうお分かりかと思いますが、子午線の子と午は北と南を表します。塾の授業中にこういう話をたまーに混ぜています。おおむね感動しています(笑)

さて、今回の期末テストで大変かなと思うところは

中1は数学と理科、中2は理科と社会と英語、中3は理科と英語です。

中1の数学は方程式の文章題と関数(比例・反比例)です。方程式の文章題は定番問題はできるようになりましたが、ちょっとした応用になると苦労する生徒が多いようです。理科は濃度や結晶の問題でこちらにも計算があります。テストではなぜか理数系の方が結果は良いのですが、私としてはまだまだ安心していません。

中2の理科は電流です。範囲が狭いので内容が難しくなると思います。ほぼ計算なのですが中学生にとっては覚える公式が多すぎて大変なようです。社会は逆に範囲が広くて大変そうです。前回の社会の範囲は中部地方まで、で今回は関東と東北が追加されるのですが社会の範囲は毎回2年生で習った範囲全部となっています。つまり関東と東北だけでなく、九州から中部まで全部とそれ以外の産業とか人口とか地形とかとにかく中2の内容全部で、教科書で言うと120ページくらいあります。英語は前回がよろしくなかったので、今回は頑張ってほしいところです。

中3の理科はイオンです。中学ではイオン化傾向の概念を詳しく習わないので電池がちょっと難しいです。あとは中和に関するイオンの量のグラフなどは必出です。英語は文法が多めのようですが、短期間で覚えるには結構な量の文法事項が含まれています。数学は関数と相似の前半で、覚えることはそれほど多くなくどちらかというと考える問題です。塾ではその練習をしています。社会は範囲は広めですが、うちの塾生にとっては社会は得点源です。そういえば前回のテストでも中3理科は学年1位だった二人を含めて一桁順位が三人いました。今回もそれほど心配しなくていいでしょうか。

土日もテスト対策

 今日、明日の土日は昼すぎからずっと塾生のテスト対策です。埼玉県民の日だった14日(木)も同じようにテスト対策を行いました。私は正午前に塾に入り、午後1時前から中1⇒中2⇒中3の順で行うのがテスト前の土日のルーティーンとなっています。

 教科は学年によってバラバラです。今回は各学年とも古文が入っているので国語の説明にも時間をかけています。現代文は学校の授業をしっかり聞いて渡されたプリントとかワークを解いておけば何とかなりますが、古文はある程度の知識が必要です。そのあたりを説明します。ただ中学の範囲では説明不可能な内容もあるためこのあたりは難しいところです。

 例えば、係り結びの法則という超重要語句が出てきます。「ぞ」「なむ」「や」「か」のときは結びが連体形、「こそ」のときは已然形になるのは当然教えますが、じゃあ連体形や已然形とは何なのか。現代文の連体形と古文の連体形は若干違います。已然形はそもそも現代文には存在しません。私は高校で習った古文の文法をほぼ完ぺきに覚えているので理解していますが、説明するときに高校で習う知識を披露しても意味がないのです。

 同様のことが英語の教科書にもあります。今の教科書は文法を習うにはまったく不向きになっていますが、テストでは文法も出題されます。ところが今使っている教科書は説明抜きに、習っていない単元の内容が出てきます。ラウンドシステムありきで作られた教科書だから、文法に関しては二の次のようです。

 今回の範囲で大変そうな内容を次回触れてみたいと思います。

中間テスト結果2

 前に中2と中3の結果を書きましたが、遅れて中1の結果も判明しました。もう期末も近いためサラっと触れておきます。

 学校の学年平均との差で塾生の平均が一番良かったのは社会で、続いて英語と理科。この3教科はいずれも塾生の平均が学校の平均よりも約10点ほど上回っていました。社会と理科が良いのは上の学年と同じですね。それどころかここ10年以上当塾の傾向です。あとは英語も比較的よかったようです。

 今年の中1の英語の問題は去年と比べて範囲は同じですが、相当難しくなっています。うちの塾は定期テストの過去問を一切使わないので関係ありませんが、過去問を解かせている塾の生徒だと今年難しくなった英語のテストに戸惑ったことでしょうね。

 5教科とも塾生の平均は学校の平均を超えておりこの点は一安心です。5教科の合計でいうと学校の平均点より45点ほど上回っており当塾の中3には及びませんが、中2よりは高い結果となりました。小学生のときに見ていた感じだと5教科総合でも塾生の平均は学校の平均に届くかどうかと心配するような学年でしたが、中1になってだいぶ頑張っているようですね。

1日目終了

 今日は中間テスト1日目でした。以前の戸塚中は1日で5教科まとめて実施していましたが、ここ数年は2日に分けて行われています。ということで明日もテストは続きます。

 テストの日は午前中で終わり給食食べて帰ります。よって早めに塾に来ることができると見越して今日も1,2,3年生時間差で全員塾に来て2日目のテスト勉強です。

 1日目の問題を少し見せてもらいました。とある学年のとある教科に致命的な出題ミス(約15点分)がありますが、これがどうなるのか興味があります。まあ全員同じ条件なのでやり直しとかはないでしょうが、そのまま採点されると結構低い得点になるでしょう。というか必死に覚えたのが全く出ないのはちょっと理不尽ですが、これもいい経験です。

 塾生の皆さんは1日目のことを気にするよりも明日の準備を万全にしてほしいと思います。

テスト前日&画力

 3連休の3日目、今日も正午過ぎから塾生が来て勉強をしていきました。昔の戸塚中は1日で5教科全部テストがありましたが、今は2日に分けて行われます。よって1日目の勉強をしている人が多いようでした。私はウロウロしながら塾生の書いた答えを見て行きます。基本的には誤字の指摘が多くなります。自分では合っているつもりで書いているでしょうから、〇つけの際にも気づかずに〇にする生徒が結構います。そのあたりを指摘していきます。

 1年生も3回目の定期テストですから徐々に勉強の仕方も身についてきたでしょうか。塾では何度か話していますが、前回のテストから4か月近くたっており夏休みや体育祭もあったこともあり、今回はちゃんと勉強した人とそうでない人では相当差がつくと思います。

 誰にも言われないとそういう自覚もないと思いますので、塾では常に意識させることにしています。

 授業が終わって後片付けをしているときに発見しました。誰が描いたのかは分かりませんが、なかなか素敵な心掛けですね。

 こういう絵をサクサクっと描ける人を尊敬します。それは中学生であっても同じです。なにしろ私は自分でも断言できるくらい壊滅的に絵心がありません。先日中2の授業で話題になったあるキャラクター。中2塾生の誰も知らず私がいくら口で説明しても伝わりません、そこで前に描いてくださいと言われて、私もサクサクっと描きましたのがこれです。

何の絵を描いたつもりなのか分かる人にはわかると思います(たぶん)

連休中も勉強です

 世間的には土日月と3連休です。今年は天候に恵まれない日が多かったので、秋晴れに恵まれそうなこの連休はまさに行楽日和。

 ただテスト直前の中学生にとってはなかなかそうもいきません。普段から常に勉強していてテスト前だからといって特に勉強しなくてもいいという人も学年に一人や二人はいると思いますが、そういう人は塾すら必要ないでしょう。それに今回は約4か月ぶりのテストということで範囲がかなり広くなっています。

 特に中1の英語・国語、中2の英語・理科・国語、中3の英語、理科、社会・国語は結構な広さです。1学期に習った内容などもう忘れてしまっている人もいるでしょう。ということでうちの塾では普段から定期テストは少々意識していますが、テスト前は100%それに合わせた授業となります。塾に来る回数も増えます。土・日・月の3連休は全塾生が塾に来て勉強することになっています。

 物理的に全員入りきらないので正午過ぎから若い順に中1⇒中2⇒中3と時間差で入れ代わり立ち代わりです。希望者は隣の部屋で自習をしています。土曜の今日も3学年合わせて約10時間塾生の勉強につきあいました。明日、明後日の休日も同様です。

 塾生の苦手そうなところを中心に学習していきます。用意した問題が終わった生徒は勝手に他の勉強をしていいことにしています。教科など関係ありません。社会の問題が終わったからと数学の勉強をする生徒もいます。理科と社会が得意なのはうちの塾の伝統です。今回も、おそらくその2教科は大丈夫という生徒が多そうですが、心配なのは数学と英語です。

 数学はやり方は分かっても計算ミスがなかなか減らない。英語はそもそも範囲が広すぎる。5ラウンドシステムに代わってからは英語の対応に困っています。ちなみに今年で4年目を迎えた川口市のラウンドシステム、来年は学習指導要領の改訂で教科書は新しくなるのですが、来年以降も川口市は5ラウンドシステムを継続するようです。

2027年度(令和9年度)からの公立入試

 先日埼玉県から2027年度(令和9年度)の実施要項が発表されました。受験の世界では〇〇年度といえば入学する時点の年度で考えます。従いまして2024年度入試と言えば現高1。2025年度入試は現中3 2026年度入試は現中2 で、タイトルの2027年度入試といえば現中1が受ける高校入試の話です。現在中3と中2の皆さんはほぼ今まで通りだとお考え下さい。

 すでに概要としては、全校で面接が行われるとか部活等の記録が消えるというものは出ていましたが、もう少し具体的に発表されました。一瞥しただけではかなり複雑な仕組みに見えますが、これは具体例がないからだと思います。学校ごとに割合などが発表されるのはまだまだだいぶ先ですので、それから現実的な話になってくるでしょう。

 今までの選抜方法は 
A 当日の得点
B 調査書
C 特別活動の記録など
D 面接(実施する高校のみ) 

Aは傾斜配点の学校を除き1教科100点満点の500点
Bはいわゆる内申点で 学校ごとに1:1:2などの比率で計算したもの
Cは生徒会とか、部活の記録とか、資格試験などを細かく点数化したもの
Dは実施する学校のみ点数化

これらをすべてたして合否を判定していました。実際にはAと(B+C)の割合を4:6とか5:5などに調整して第1次選抜、第2次選抜を行ったりとまあ複雑な仕組みです。

これがあと2年続き、2027年度からはおおざっぱに言うと上の分類からCが消えるということです。その分AとかBの点数計算が複雑になりそうですが、受験生は自分の受ける学校のみ気を付ければいいことです。

今まで、入試のために生徒会に入ったり入試のために県大会に進めそうな部活に入ったり入試のために英検の練習をするというのが、あまり意味をなさなくなるということです(これは公立の話で、私立は引き続き加点要素にはなるでしょう)

まだ実際にシミュレートしないと何とも言えませんが、これだけだと当日の点数と調査書(内申点)がものすごく重要になることがはっきりしています。面接もありますがほとんどの学校では30点ないし60点で、学校・学科によってはこれを数倍することもできますがおそらく普通科では面接の割合は小さくなると思われます。これでテストの点数をひっくり返すことが期待できるかと言ったら難しそうです。

では、部活とかクラブチームが入試においてまったく意味がないのかというとそうでもなくて、自己評価資料というものにその旨記入し(これ自体は点数化なし)、これをもとに面接で熱く語ればそれが点数として評価されるようなしくみです。また芸術系の専門学科では従来通り実技試験も行われるようです。総じて言えることは、普通科に限れば今まで以上に当日点と調査書が重要になるということです。もちろんそれは1年生の分からで、1年生から真面目に取り組んでいる生徒にとっては有利にはなっても不利にはなりません。

なお、10月11日に新たに発表された分もあるのでリンク先を貼っておきます。

こちら

※なお、膨大な資料を深く熟読したわけではありませんので、少々間違っている部分があるかもしれませんが悪しからず。