当塾は、テスト前を除き通常時は曜日で時間割を決めています。今日は水曜日で5年生と中学2年生の授業がありました。
5年生は4月に授業が始まって今日で6回目となりました。初回は3名でスタートしその後1名新メンバーが加わり現在4名となりました。北小・東小・綾瀬小と学校はバラバラですが、休み時間にはぎこちないながらも会話が見られるようになりました。
5年生は、まず国語の宿題の答えあわせを行いそのあとは算数の授業です。何度か話していますが今の教科書は6年生よりも圧倒的に5年生の分量が多くなっています。6年生は私立入試生に遠慮しているのかどうなのか分かりませんが、2学期で終わってしまうような内容です。したがって毎年学校では3学期は復習の時間になっています。ひょっとしたら復習の時間を想定して6年生の教科書は軽めになっているのかもしれません。それを差し引いても5年生の内容は多すぎます。少しくらい6年生に回してもいいのにと思うほどです。
しかも5年生の内容は、6年間の中でも重要な内容がこれでもかと含まれています。1学期は小数のかけ算・わり算。特にわり算でつまずく生徒多数。2学期は分数のたし算・引き算。特に通分と約分です。そのためには公約数、公倍数を数字を見た瞬間に求められないと計算に時間がかかりすぎてしまいます。それに図形の面積の公式が4つ出てきます。さらに速さの公式も5年生です。とどめは好きな人は誰もいないと思われる割合です。
数学が苦手な中学生のほとんどは5年生で躓いているといっても過言ではないでしょう。これだけ5年生の算数は質・量ともに他学年を凌駕しています。こういうことはいろいろな学年を教えている塾の人間だから分かることですが、普通の小学生は知る由もありません。また保護者の皆さんもそれほど意識されていないと思います。逆に言うと5年生の算数をクリアできれば6年生はそんなに難しくありません。ということで塾生の皆さんにはなんとか算数を苦手から普通に、普通から得意になってもらうようにと授業を行っています。
夜は中2の授業です。小学生と違いこちらは人数も10人以上いて、近いうちに募集終了する可能性も見えてきました。

私はブログ用に塾生の写真を撮ることはほとんどありませんが、前に中3を載せたことを話したらぜひ中2もとのことで。もちろん誰だか分からないように、加工しています。「写真撮るから勉強しているふりをして、こっち見ないで」と言ったのに2名ほど見ていますね(笑)
さて、この時熱心に取り組んでいるのはこの学年でも毎回実施している小テストです。

テストの内容は前年の使いまわしではなく、毎回作り直しています。全員分回収して私が添削採点して返却しています。どのあたりの理解が十分でないのか、間違えやすいのかをチェックするためです。したがってできるだけ途中式は書くように言っています。途中式があれば間違えた場合でもどこで間違えたのか分析可能ですが、答えだけ書かれたらそれは不可能です。この途中式を省略する生徒や、教えた方法でなく自己流で解く生徒はやはりミスが目立ちます。
以前の学年はそこまで数学の小テストは実施していなくて年に10回程度でしたが、画像を見るとこの学年はもう第54回なのですね。中1の夏くらいから始めたので結構な回数です。なぜこんなに行っているかというと、ずばりこの学年は数学が苦手な生徒が多いからです。この学年に限らず、ここ1~2年の中学生はどうにも数学が苦手な生徒が多いような気がします。よって小テストの回数を増やして塾生の意識付けを高めようという作戦です。