当塾は中学生がメインですが、小学5年生と6年生の授業も行っています。中学受験の内容は一切扱わず学校の授業が理解できるように、算数を得意科目にできるようにという目的で行っています。中学生になってから塾に入る生徒の中には、小学校の基本が怪しいという生徒を毎年見ています。したがって小学生のうちに基本は身につけて、スムーズに中学の勉強に移行できるようにしたいと考えています。小学校から塾に入っておけばよかったという声はよく聞かれます。中学生になってからそのことに気付くよりも、小学生のうちに塾での勉強を始めようと考えている人のためのクラスだとお考え下さい。
今日は6年生の授業を行いました。時間数も多くいろいろな教科を学習している中学生と違い、週1日の小学生は毎回のルーティーンも決まっています。6年生の場合、まずは前回の宿題の確認。その後英語と算数の小テスト。英語は前もって単語リストを渡しています。6月からは文章も入りますが現在はまだ単語だけ。算数は、計算を中心に過去の復習です。学校のテストもそうですが、習ってすぐの内容はどの生徒も覚えています。ところが習って1ヶ月、半年、1年以上たっている内容はほとんど忘れている生徒もいます。よって、この小テストでは何か月も前の内容もふくんでいます。小テストの後は算数の授業です。6月からはこれに英語の授業も追加されます。


算数は(5)(6)だけが6年生で、それ以外は5年生以下の内容です。6年生は最初図形から始まるのでまだ計算を少ししか習っていません。よって今のうちにたっぷりと復習です。中学受験を考えている人は別にして、おそらく普通の6年生がこの問題を解いたら半分も解けない生徒は多いと思います。
英語は単語の練習です。毎年小学生には学校で単語を書いているのかを確認しますが、毎年答えは同じで、書くことはないようです。よって塾では書くことを中心にしています。まだ英文(文法)を習い始める前の段階ですが、来月から文法を教えます。
中学では小学校で英語を習ってきている前提で授業が進みますが、ほとんどの小学校では単語を書くということはないようです。よって単語もアルファベットも書けない新中1は中学の英語で苦労することになります。
中学生になってから塾に入る生徒は毎年何人もいますが、英語が苦手な生徒と数学が苦手な生徒、どちらが伸びる可能性があるかと言えば経験上圧倒的に数学です。数学については最低限四則の計算さえできれば中学でも1年くらいの遅れは取り戻すことは可能です。一方、英語は単語が書けない、アルファベットも怪しい段階で一年放置していると、これを取り戻す労力は数学の比ではありません。
よって、中学になったら塾に入ろうと考えている方はなるべく小学校のうちに基本を身につけておくことをお勧めします。