今年度も上半期が終わろうとしていますので少々学年ごとの紹介をしたいと思います。まずは5年生です。うちの塾では現在5年生から授業を行っています。原則として中学受験は想定せず、学校の授業がついていけるように、算数が得意になるように、中学で苦労しなくて済むようにといったことを考えています。
5年生は毎週水曜日の午後5時~6時40分で授業を行っています。国語の語句に関する問題と算数の宿題を出しています。また算数は毎回主に計算の小テストを行っています。

これらの計算は1学期や前学年の内容です。小学生は習っているところは理解していても、終わってしまうと忘れるというのはよくあることで、そうならないように以前の内容を意識してテストに出しています。もう少し進むと、速さや割合といった単元に入るので文章題も出題することになると思います。
中学になってから塾に入る生徒の中にはこういった計算でミスする生徒が毎年いるので、とにかく小学生のうちに基本的な計算をしっかりできるようにというのが私の考えです。
小学校で習う算数の単元というのは6年間で均等に6等分されているわけではありません。1,2年生の内容がそれほど多くないのは想像できると思いますが、習う内容が一番多いのは6年生ではなく5年生です。それも圧倒的な差で6年生より5年生の方が多くなっています。量も多いし、内容の重要度で言っても5年生の方が上と言えるでしょう。もう少し6年生にまわしてもいいのにと思えるほど5年生に集中しています。小学校の算数で躓く生徒のほとんどは5年生であるといっても過言ではありません。それは塾で毎年教えていればはっきりと分かることです。
6年生や中学生になってから5年生の復習を行う時間はなかなかありません。5年生の内容は5年生のうちに仕上げておきたいものです。