記念すべき日

 今日4月29日は(といっても書いているのは数日たっています)修徳ゼミナールにとって記念すべき日です。おそらく全国でこのことに気づいているのは私だけですが修徳ゼミナールがスタートしたのは2002年3月1日で、その日を1日目とすると、2021年4月29日はちょうど7000日目となるのです!!!  つまり1000週が経ちました。

 一口に7000日といってもなかなかな日数です。年にすると19年と2ヶ月ほど。昭和の人間である私はあまり記録を写真に撮ったりする習慣がないので、開設当時の写真などもまったくありません。物も人もです。残っているのは私の記憶だけです。

 たしか数日前に机や椅子などの塾に必要な荷物を搬入しました。目の前が東小なので、荷物を運んでいる私たちに気づいた当時6年生の塾生が学校の教室から手を振っていた記憶があります。初日は金曜日で当時の新中2(赤ジャージ)だったと思います。今みたいに雑多な荷物はなにもなく閑散とした教室でした。

 通常塾を開始するときは生徒集めから必要になりますが、うちの塾の場合は前の塾が閉鎖になるタイミングで始めたので、その塾にいた生徒たちに通塾するかどうか希望を聞いていたのです。先ほど手を振っていた当時6年生の生徒たちもオープニングメンバーです。

 前の塾の塾長からは、私が一人で始める塾には3分の1くらい来ればいい方だと言われましたが、いざ私が希望を聞いてみると家が遠くなる一人を除いてほぼ全員が継続してくれました。ということで最初の難関である生徒集めはそれほど苦労はしませんでした。普通の塾では決して多くない生徒数ですが私が一人で運営するには十分でした。

 さらにこの継続する生徒がいなくなる3年持てばいい方だとも言われましたが、いつのまにか20年目となりました。でまかせでも何でもなく個人の塾は開業して3年以上続けるのは難しいというのは後から知ったことです。前塾長からのアドバイスを叱咤激励と受け止めなんとかここまで続けることができました。前塾長には塾を始めるのに必要な机や椅子やホワイトボードやその他細かい備品を格安で譲っていただき、感謝しています。

 塾の数は当時は今ほどではありませんでしたが、その後徐々に増え始め大手中堅が軒並み勢揃いとなりました。もちろん塾の規模(生徒数・講師数・教室数・合格者数・月謝の高さ)ではかないませんが、それでも20年続いてきたのはそれなりに理由があると思います。今後この塾激戦地域に個人塾を始めようと思う人はあまりいないと思いますが、他の地域で始める方には少しくらい参考になるかもしれません。

 私が普通の塾と違う形態にしたのは
1 一人で塾生全員に全教科を教える
2 対象中学を一つに限定する
3 月謝などの費用は極力明瞭にする

 これをすべて実行できれば20年続けられる(かもしれません) 前のブログには何度か書きましたが、HPもブログも移転したことですし、またいつか触れるかもしれません。

 ということで、次は8000日、9000日 そして10000日目という目標ができました。ちょっと調べてみたら10000日目は2029年7月16日(月)だそうです。8年後ですが・・・ その頃には街中からマスクをしている人がいなくなっていることを願いつつ、これからも頑張りたいと思います。